コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

3月28日(水) ヘイ、タクシー  -車・バイク - タクシー-

i118.jpg  倫敦タクシーに倣ったのだろう、大仰なネーミングのジャパン・タクシーに街中で乗車する機会も増えてきたが、既に発売から半年が経とうとするこの時期に視察が重なったのは偶然か。敢えて言えば参院の予算審議で衆院側は時間に自由が効き易いタイミングを狙ったかも知れないが、改めてバリアフリー仕様たる特色にスポットが当たっているとすれば、二年後に向け先ずは快調な出足である。
 ただLPGハイブリッドのため一般使用には供し難く、従って手持ちの実車に事欠き、現にタクシーとして稼働しているそれを借り受ける訳にもいかず、遠くお台場から搬送を擁するのだが、人手不足の折りその運び屋を拝命したおかげで自ら運転する羽目に陥った。
i317.jpg  二種免許を取得する機会は訪れないだろうから貴重な経験には他ならないが、驚いたのは主だった機材はタクシー会社毎の仕様で後付けの為、丸坊主なのである。久方振りに地図を片手に、ラジオひとつ無く無音のまま緊張して運転に勤しんだおかげで、タクシー運転手にヒアリングし捲ったとされる運転のし易さを体感する余裕は訪れなかった。元よりタクシー七つ道具にも不如意なのだから、素人にはETCの無い首都高が1300円であることに刮目するのが関の山だったが、一般車進入禁止のバスタ新宿に堂々乗り入れたのも都市変遷評論家としては意外な役得であった。
 週に二度も視察アテンドに預かった余録、かつ遠くルーツを等しくするであろう開発責任者が同じ苗字たる御縁で、顧客としてタクシーに乗った際の疑問も伺ってみたのだが、右翼後部の窓がはめ殺しなのは安全性を担保する配慮であった。
 確かに旅客自動車運送業に従事する側にしてみれば、とくに若年者がいきなり窓を開けて顔を出されては溜まったものではないし、ドアも右後部は視認性を高める為に敢えてスライドでなく通常のスイングドアになっている。一方で乗客とすれば、取り分け五輪の観光目途であれば窓全開で撮影にも及びたかろうし、車酔いする質ならば外気に当たりたい局面も生じよう。
i316.jpg 多分に安全と消費者の快適性にはトレードオフたる要素も少なくないから一概に是非は問えないが、少なくとも自動車会社らしい安全第一の思想に基づいていることはよく理解出来た。
 実際、足元は圧倒的に広く既存のクラウンコンフォートより乗り心地に勝るのは疑い無いし、少々値が張ってもハイブリッドだからランニングでは事業者にとってもお得な筈である。
 月曜は往路担当だったので遅延してはなるまいと地図にスマホのガイドと重装備だったが、幸い本日は霞ヶ関からの帰路で多分にゆとりがあり、尻が燃えそうになった、と述べるのは誇張表現に他ならないものの、後部座席で体感したシートヒーターの調節も試してみたかったが、LSのマッサージではないので、流石に運転席には搭載されてはいないか。
 夏になったら股間から冷気が漂うのだろうか。五輪までには旧東京市では約半数が入れ替わる見通しである。

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