コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

3月1日(木) さよならの後で  -ビジネス - 企業経営-

i288.jpg  既に五年前とあらば記憶が欠落していても不可思議ではないのだが、大臣のお招きとその兵站に四苦八苦した経緯だけが未だに鮮明過ぎて、名古屋という遠隔地で行われたが為に要人の出欠は逆にほぼ捕捉が付いていたのだが、車寄せで前裁きだけに専念していた当日の動きはもう忘却の彼方に近い。
 今般は東京開催のため国会日程さえクリアされれば当日いきなり来訪も容易なため、突然音も無く、或いは電話連絡という前触れから程無く、超要人がぬっと、しかも果たしてVIP導線で現われて呉れるのか否かもホテル任せという過酷な条件の中に、受付前に立つ社葬事務員としてハンドリングの複雑さを眼前に突き付けられることとなった。
 要人には中央前方席が用意されているのだが、開場前に到来して控室で待機戴ければ整然と案内されても、当然遅れる御仁もあり、その誘導は紀章の色で判断される手筈にはなっていたものの、現実には弔辞が述べられる中にホテル側も前へ前へと押し出すのは至難の業であったろう。
 一方で最前列の指定席は急に増えた警護対象者を充てると現場で決めて仕舞ったが、先乗りSP方々から斎された情報で予期しない超要人の到来を把握出来たのは、偶然の産物とはいえ幸便であった。
 或いは自らの経験則に照らしても、時間内に訪れ得なければ開始前に献花をとの要望には柔軟に対応するなど、事前の段取りを詰めに詰めて、何事もその通りに運営する組織の美徳に注文を付ける謂れは毛頭無いものの、ハンドルの遊びの様に厳格な中にも多少の糊代を確保すべきとの教訓でもあったか。
 昨今はバッヂを外しても政治家であり続けるケースも少なくなくなったが、第一線を退いたお歴々の今の勇姿を垣間見ることが出来るのも周辺居住者歴の長い者には興味深い限りか。この知恵が次に生きるのは相応に先になりそうだとしても、記憶のみならず記録にも刻んでおきたい。

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