コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

2月22日(木) 米粒に写経  -スポーツ - プロ野球-

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(上)2001年ソウル/(中)2014年デトロイト
の青木選手/(下)同年シンシナティ
 今年もプロ野球選手名鑑の季節がやって来た。例年通り週刊ベースボールに始まり、スポニチ、廣済堂カラー名鑑と読破して野球評論家業の基礎知識を仕入れる通過儀礼だが、取り分けフロント各位からスカウト、打撃投手・打撃捕手まで、ユニフォームを脱いだ元選手の今が伺えるスポニチ版が、経年変化を追う為にも資料として重宝する。
 ただ今年になって痛烈に感じたのは、各球団とも背広組が充実してきたにも拘わらず、トップ頁の下部というスペース自体は変わらず、しかも妙に長い肩書きも増殖しているので著しく文字が小さくなり、愈々目を凝らしても判別が困難になってきたという哀しい事実である。
 ポケット版なのでシーズンに入って、三塁・一塁のベースコーチ確認作業にも手元で利便性が高いのだが、拡大サイズか虫眼鏡のオマケ付きでも需要は存在するのでは無かろうか。

 今年も移籍は低調だったが、海の向こうではイチロー氏の再就職先が決まらず、青木選手は都落ち帰国、本邦においても村田選手の浪人など、日米ともども好景気の割には峠を超えた高給取りには渋チンで春が遠い。
 FAの方はそれなりに売り買いの場が立ったが、看過出来ないのは大野捕手の人的補償に指命された岩瀬投手が移籍を拒否した「事件」であろう。
 勿論、不惑を越えてなお故障から復活を遂げた岩瀬投手を称賛するには吝かではないが、幾ら"リジェンド"であっても超法規的な協約破りが許容されるのであればプロテクトという制度設計のみならず、FAそのもの根幹を揺らがせかねない。
 更に不可解なのはマスコミの反応で、東京スポーツ以外は報道を敢えて自粛したのは岩瀬投手に配慮した"忖度"かも知れないが、元より落ち度は岩瀬投手ではなくプロテクトから外しても指命はしまいと高を括った中日球団にあり、結果として金銭に落ち着いた日ハム側の大人の対応に委ねるのではなく、一旦岩瀬投手を移籍させた上で他の選手との交換を以て取り戻すという段取りを踏まなければ、却って岩瀬投手の我が儘として名声に傷を付けて仕舞ったのてはないか。
 猛省どころでは済まされない失態と声を大にして訴えたい。

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