コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

10月29日(日) フォーティーン・ブギ  -育児 - パパ育児日記。-

i141.jpg  高円寺、阿佐ヶ谷、西荻窪は土日祝日に中央線快速列車に通過されるという共通の悲哀を抱きつつ、豊富な商店街と一歩入れば住宅街という等しく構造でありながら、西に向かうに連れて前者より後者の比重が増えて下町風情から高級住宅街の様相を呈していく微妙な相違もまた有している。
 ただ小学校が同じ学区だった阿佐ヶ谷には頻繁に足を運んだものの、大学一年の際、自動車運転教習所への中継地として集中的に通った実績こそあれ、西荻との接点は限られていた。
 今般、祐旭の誕生祝に寿司を選択したのは勿論本人の希望だが、偶には趣向を変えてと杉並西部にて鮮魚飲食業を手広く経営される妻の知人の店を選択したところ、久々に西荻へと到来するに至ったのである。
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 しかし握りから摘まみから、一品料理に至るまで散々食い散らかした挙げ句に、巨大な海鮮太巻きが八巻も並び、鮨屋でもまた中華料理の様に余らすのが礼儀とばかりに注文の多い料理店を所望する輩も少なかろうが、結局ノーマルな太巻きも野菜が多過ぎて箸が進まずという公資が最大のネックと化していたのだから致し方ない。
i118.jpg  そもそも胡瓜をはじめ野菜こそ父よりも一日の長が認められるし、丼モノには何等支障無いにも拘わらず、寿司となると穴子のみの父に勝るのは玉子のみ、逆に輪を掛けて刺身も貝類も受け付けないとあらば煮物焼き物に流れる他はなく、本格寿司店になればなる程食が狭くなる。逆に言えば定番三崎港の様な鳥の唐揚げはじめ居酒屋メニューの混在する方が余程嗜好に合致しており、経済合理性には資するものの、少なくとも寿司に見合わないという観点に限っては父よりも激しい偏食家なのである。
 おかげで祐旭は、最早腹一杯と宣わりつつ公資のノーマル太巻きまで平らげ、にも拘わらずわが家に帰着して、別腹宜しくショートケーキを鱈鰒腹蔵に収めているのだから、ティーンエイジャーの食欲は底無し沼である。尤も今日は端役に過ぎないから些か満腹中枢を満たさなかったとはいえ、日頃この兄と量的には拮抗せんばかりに喰い争っているのだから、幾ら卓球に勢を出したところで公資の腹回りが、んが国株価以上に右肩上がりなのも宣なるかなだろう。
 二人ともよく成長して呉れたものである。人としても重さにおいても。

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