コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

10月16日(月) 帝都を跨いで  -地域情報 - 関東地方(茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・神奈川)の最寄り駅情報-

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戸塚で札幌ラーメン
 東京・大阪・名古屋の三都物語が喧伝される前から、希望の党は太平洋ベルト地帯、就く東京・神奈川・静岡が鍵となるとの見方があった。それは元より先の都議会選挙に象徴される都市部の浮動票の振れ幅の大きさとともに、"創業"メンバーの多くがこの地域を地盤とし、中でも結接点たる神奈川は焦眉の的となると思われた。
 そもそも神奈川は曾て新自由クラブを生んだ、よく言えば進取の気性に富む、独創性の強い土地柄であり、一方で首都圏には希少な大物政治家を代々排出している。
 ただ逆に言えばそれだけ政治的に敏感ともいえ、地元の有力企業は須くそれなりに政治との接点が欠かせず、だからこそ寧ろ今時の企業が尻込みしそうな選挙対応にも世慣れているのかも知れない。

i118.jpg  では希望の党がベルト地帯から更に波及を及ぼすとすれば首都圏の千葉、埼玉が容易に連想されるが、その展開に現実味が訪れなかったのは、勿論希望の勢いが急速に下降線を描いたが故には違いないものの、三政令市を抱え都市領域が太宗を占める神奈川に対し、千葉都民・埼玉都民の住む郊外都市と同時に広大な非都市部という相反する両極を有する両県とは、そもそも土壌が異なるのかも知れない。
 更に言えば"金権千葉"と戯画化される様なストレートな買収行為が現代においてなお実在するのかはいざ知らず、少なくとも代替わりを経てなお当選回数を重ねるベテランの少なくない千葉に対し、埼玉は都心近郊以外の地域においても比較的入れ替わりが頻繁であり、革新含め非自民県政歴も長い。
 だとすれば希望の波を被っても不思議でない筈だが、全く実証の無い感覚に基づいて述べることが許されるならば、政治と経済、社会とに距離感があり、政治に親心的な関与を施すパトリオティズムが育ち難かったのではなかろうか。
i116.jpg  勿論大正製薬の様なケースもあったが、電鉄ひとつ取ってみても、神奈川の東急、相鉄に当たる存在が埼玉には無い。所沢は西武の街だが、曾ての堤家時代は中央政界への関与こそ取り沙汰されても、西武はその名の通り武蔵の国の西側しかカバーしていない。実際、所沢の余りの寒さとタクシー乗り場の長蛇の列に畏れを為し、秋津までひと駅乗って恰も乗換通路の如く商店街を闊歩し、新秋津で漸く空車を捕まえてひと息付いたものの、県内の東西の移動は運良く快速にでもあり付けば兎に角、通常は極めて不如意に他ならない。
 しかし選挙事務所も様々で、自動車の販売店の空き店舗が流用されるケースもまま見られるが、大部屋で来客応接の隣で電話作戦が繰り広げられたりと、玄関と勝手口が同居する様な異空間に陥るのも急拵えであればやむを得まい。この中で、学習塾を間借りとは間仕切りが多くミニ集会も可能な懸命な選択であったろう。元より需要と供給が噛み合うのは多分に偶発性に左右されようが、短期決戦とはいえ前進基地の居住性は陣営の気力を大いに左右しようから、初動は重要である。
 因みに大宮は所沢より体感温度が相当高かったです。

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