コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

5月10日(水) あさひが丘の  -政治・経済 - 国際政治-

h913.jpg  「なせばなる、ナセルはアラブの大統領」は1960年代には有名なフレーズだったが、ぼく大統領と聞いて「ぼく、ドラえもん」を連想するのは、暗殺と現在までのブームに至る二度目のTV放映開始が同じ79年なので、後付けの知恵でしかない。
 元より日韓両国は84年に相手国の現地読みに統一しているので、ぜん・とかん氏はチョン・ドファン氏になったが、ノ・テウ氏は遂ぞ、ろ・たいぐ氏と呼ばれたことは無い。
 大統領としてはキム・デジュンだった金大中氏がきん・だいちゅうの方が通りがよいのは、拉致当時は自国読みだったからである。
 従って実父はぼく大統領であっても、今回退陣されたのはパク大統領である。

h914.jpg  閑話休題。
 パク大統領は陸士卒の父の日本との浅からぬ関係性から逆に反日の姿勢を示さざるを得なかったとされるが、この度当選された文新大統領は端から対北朝鮮融和論者らしい。
 この文脈からもほぼ同タイミングで行われた仏大統領選とともに、世界共通の民族主義的な保守路線に歯止め、とひと括りにする向きもあるが、寧ろ着目すべきは「政権交替」には違いないものの、交替先が旧来からの政党組織に基づく候補者ではなかったという点ではないか。
 両国とも大統領制とともに議会選挙は小選挙区制であるから長らく二大政党、二回投票の仏ならば左右二つずつの四大政党であったのが、明らかに崩れつつある。
 勿論、スキャンダルが契機だった韓国は今後も政党の離合集散が予想されるし、保守党の突出から再び二大政党に回帰した英国の例もある。何よりも中選挙区か比例の日伊にしか成立し得ないとされた基盤政党型が小選挙区下のわが国において再現されているのだから、少なくとも保守と革新乃至はリベラルという構図自体に揺らぎが生じつつあるとは言えるのかも知れない。
 世代交替、に付いては替わりに奥様が二回り上だからではなく、現時点ではまだ一過性の事例に過ぎないか。

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