コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

5月1日(月) 中乗りさんは何処  -地域情報 - 名古屋・愛知-

h900.jpg  名古屋に在住したのは小学六年からなので祖父母に連れられた下呂温泉を除けば、愛知近隣の観光地は殆ど訪れたことが無い。従って年末の長島然り、今般犬山も新鮮である。
h901.jpg  昨夜に引き続きてんこ盛りの朝食にはカレーきしめんも戴き、一路犬山城へと登城する。城フリークではないので見聞に乏しいが、思いの他狭く感じたのは大阪やら名古屋やらを見慣れた為で、江戸以前から残る国宝の天守閣はこうした規模が当然なのかも知れない。
 最上部の外回廊の周回は小学生期に訪れたピサの斜塔ほどの恐怖感は無かったが、ケアンズのアスレチックを彷彿とさせ、安全規準に煩いわが国らしからぬ仕掛けだったか。


 実は犬山には昨年も一瞬闖入し明治村は賞味済みなので、続くターゲットはモンキーパークと相成った。開場前に到着し、係員氏の「昔は県道まで車が溢れて臨時の職員が交通整理に出向いたものだが」との遠くを見詰める様な述懐にも触れたが、確かに平日の旅とはいえ黄金週間とは思い難いひっそりかん、1962年開業の最寄り駅からの足となっていたモノレールも既に駅舎跡のみの巨大なオブジェと化している。
h902.jpg  しかも俄かに雨足が及び、ずぶ濡れの中に臭気著しい猿と戯れるのは、何故か動物好きの子供達に存外に悪評はないものの、父にとっては苦痛極まり無い。ただ旭山動物園の成功以来、動物を本来の生態のままに来場者と触れ合わせる常套手段はここにも波及しており、連れ立ち雨宿りするワオキツネ猿を一網打尽に撮影出来たのだから何が幸いするかは分かるまい。
h903.jpg  元より猿とその仲間達だけでは幾ら世界各国から集っていても早々に飽きが来て、昼前には切り上げてかの一見さんお断りで名高い名門・蓬来軒の暖簾分けたるひつまぶしの店に急行、父は当然蒲焼き御飯だが、妻子には好評で大枚叩いて消費拡大に貢献したのである。


 犬山探訪はまだ尽きないとは流石に名古屋五摂家・名鉄グループの築いた一大観光地だけあるが、何と無く東武ワールドスクエアの亜流を想像していたら、いきなり猿人・原人・新人の進化の過程を見せられ、成る程モンキーの延長線上かと妙に納得したのがリトルワールドである。
h905.jpg 屋外には諸外国の建物が移築されているという点では寧ろ明治村の同巧異曲なのだが、ペルーやインドの代表的な家屋を並べられても兼高かおる気分には到底及び難く、海外旅行が高嶺の花だった時分の万国博を想起させるものの、今となっては些か子供騙しの域を超えていない。
h904.jpg これだけでは撮影スポットにも乏しいので、気の進まない公資をすっぱいチュウで釣ってアフリカ人に扮してみたが、お着替えおひとり様300円は確かにお手頃とはいえ、もっと思い切りマイナーな新興国家を追加するなりひと捻り欲しいところではあった。
 戦国の世から猿の軍団を経て世界まで、駆け足の時間旅行でした。

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