コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

3月5日(日) 君こそスターだ  -政治・経済 - 政治・経済・時事問題-

h849.jpg  近年は企業の株主総会においてもステークホルダー重視の観点からもイベント擬きの趣向が凝らされるケースも少なくないと聞くが、政党のそれに当たる党大会にもまたエンターテインメント性を期待して仕舞うのは、三年前の松崎しげる氏のインパクトが余りに強かったからだろう。
 恐らくそれが期待値のハードルを上げて仕舞ったのか、翌年の中西圭三氏には二番煎じ感しか斎されず、結局昨年は適時性は高かったものの五郎丸氏と、正直なところハプニング的な意外性には乏しかった。
 と言うのも嘗ては政界に転進する遥か以前の田村亮子氏が登壇した様に、党派性が少ないからこそスポーツ選手は定番中の定番メニューなのである。ただ幾ら青学駅伝の原監督が弁舌爽やかだとしても数千人を前に生シンポジウムのコーディネーターは流石に荷が重く、しかも長年マスメデァアに晒され続けた煽りからか、常に無難な発言に終始すべく殻に籠る習性の確立された福原愛氏に、気の効いたひと言を求めるのはそもそも大きな無理があったろう。
h850.jpg  寧ろ兎角「安倍一強」が喧伝される中、奇をてらわずオーソドックスなスタイルを意図的に指向したとすればその目論見は的を射ており、結果的に60年前の祖父・岸信介氏とアイゼンハワー氏との、第一回日米首脳ゴルフの逸話を自らの第二回と対比して笑いを取りつつ語りかける安倍総裁の方が、勿論間の取り方をはじめ弁舌自体が更に巧さを増すとともに心理的余裕の為せる業でもあろうが、ゲストより遥かにスターである事実を如実に浮かび上がらせていた。
 本来は今大会は総裁公選規程の改定=三選解禁が目玉である筈だったが、既定の事実として幹事長の党情報告でさらりと触れられ追認したのみで、逆に総裁自ら述べた憲法改正への強い意欲が印象に残る、見事な構成だったのではないか。図らずも「安倍頼み」もまた改めて浮き彫りになってはいたが。
 ゴルフ翌日の立ちんぼは午前中だけとはいえ足が棒になったのは御愛嬌ということで。

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