コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

3月3日(金) The Directory  -スポーツ - プロ野球-

h845.jpg  週刊ベースボールを購入し始めたのが昭和57年、翌58年中途からは漏れ無く恒常的に買い続けているが、その過程で初めて入手した本家「ベースボール・マガジン」が奇しくも月刊としての最終号であった。
 即ち時勢に応じた報道は週刊に委ね、季刊に装いを改めた本体はドラフトや移籍、監督、本塁打といった特集を主体に、雑誌というよりは寧ろムック本の様相で生き長らえてきた。ただ2007年からは隔月刊に移行し、流石に使い回しとともに年代別名選手など興味をそそられ難いテーマが増えてきたのは否めない。そして遂にネタも尽きたのか、今般月刊に回帰したのである。
 三月初は定番の名鑑号、番号順に過去に当該番号を背負った選手も付記して、同じくルーチンの背番号の要素を合載しているが、確かに新機軸には違いなく大きな番号は期せずして矢鱈とマニア向けになっていて、その敢闘精神を賛えたい。
 同時に名鑑ラッシュにおいて、遅れる程売上に響くのだろうスポニチが他社同様の2月半ばに転向した今、殿を務めるにはひと仕掛け必要との要請も満たしていなようが、結果としてキャンプで採用された久保、大松の両選手も収載されており記録性の観点からも肯受される。
 ただそもそもが野球熱の高揚ではなく雑誌不況のなか半ば破れ被れの再月刊化であるとすれば、この混血戦術が長く命脈を保つとは到底思えない。
 連々と眺めていると、63歳での最高齢初監督就任が喧伝された森中日には新監督の西武ライオンズにおける先達たる土井正博打撃コーチに、谷繁前監督の大洋人脈と言うよりは星野明大閥由来なのか松岡功祐二軍寮長兼コーチという実に74歳のユニフォーム組がお二人、更には69歳になる加藤英司二軍打撃コーチが追随している。元より巨人にも古希を迎える内田、小谷の両名伯楽が並んでいる様に職業野球界もまた高齢化の波は加速度的に訪れているものの、中日の何れも別ルートと斟酌されるお歴々の集積は特筆されて然るべきだろう。
h846.jpg  この名鑑には登場しないもののWBCの投手コーチ権藤博氏は実に78歳である。米国には87歳まで監督を務めたコニーマック氏の例があるが、かく事例とともにそれが中日球団に集積している理屈を紐解けば立派に一本の特集が成立しそうである。
 こうした好事家の視点を如何に拾い集め得るのか、それが叶わなければ先の大戦後間もない昭和21年以来連綿と続くベースボール・マガジンも何れ歴史の中に終息を迎えることとなろう。

 男児二名のわが家には無縁だが本日は雛祭りであった。だからという訳では勿論無いが、旧赤プリの遥か上空から永田町を見下ろしながら本日は女子会に闖入する。
 存外に溶け込んでいるとご評価戴いたのは、些か雄性が磨耗している証しなのかしら。

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