コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

1月6日(木) 切り札は何か  -政治・経済 - 国際政治-

h791.jpg  四日を皮切りに五日の経済三団体、次いで業界団体の新年賀詞交換会が実質的な仕事始め、通常国会の開会も例年通りに復し永田町的には比較的ゆるやかな年明けの為だろうか、総じて議員本人の出席は少ない。
 行動パターンも自然確立されて、何れも入口外に陣取って事前立礼の構えで来訪者をお迎え、謹まず新年の寿ぎを申し上げるだけでひと仕事こなした様な、実際立ちんぼで足が棒になる。
 ただ緩やかな年明けと思いきや、既に半ば予想されたとはいえ、いきなりツイッターにて「世界の警察」の筈の国家から保護主義的な矢が飛んで来て、昨年来の英米の激動から定番フレーズと化した「流動的な世界情勢」の深化を更に実感させられる。
 極めて逆説的に捉えれば先進国において最も安定的な政権たるわが国の予見可能性の高さこそが最適な経済環境の根幹であることが、改めて浮き彫りになる事態とも言えよう。
 しかしながら民主主義の成熟した国家には良くも悪くもドラスティックな変革は急激に訪れ得ないとするならば、国民ですら予想外の、必ずしも望ましくない結論を導き得る、悪く言えば理性との対局に位置する直接民主主義的な手法を時に採用するのは、著しいリセットと再構築の機会を齋すと肯定的に受け止めることも不可能ではない。
 元よりわが国の安定性への賞賛を少しとして否定するものではないが、もしわが国に欠けているものがあるとすれば議会制民主主義下においてその契機となるべき政権交代ーそこには55年体制下における派閥連合政権における疑似政権交代を含むーの蓋然性であり、一義的にはその因果は野党の罪であろう。

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