コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

12月28日(水) 今年の賀状地獄は

 嘗て机が二フロアに存在した時代の名残りで過去の荷物を放置していた席から遂に撤去命令が出て、ひとまずは現拠点に集約するもののそのままでは避難訓練の際、尻はおろか頭すら隠せないので勢いよく廃却に努める。
 その過程で大量に発掘された過去の名刺を整理、と言えば美しいがこちらも一挙に廃棄する。長年同じ世界に居ると現下なお知人たる人物とどの肩書、或いは如何なる所属の折りに出会っていたのか、既に忘却の彼方にある過去の情景に再び巡り会う様で暫し思い出に浸りつつ、仕事納めとともに一部は記録として留めながら大凡は再び永遠の眠りに就く。
 思えば一昨年は年末まで永田町に詰め、昨年は受験生を抱える臨戦体勢だったのに鑑みれば実に平穏な、堆く積算された書類の山も消え周囲の見晴らしが良くなって迎える年の瀬である。

h790.jpg  夜半からは一路、賀状作成に邁進しなければならない。しかしながら写真を抽出した後、バージョンの改まった筆王の写真の面取りを探索するのにひと苦労、漸く発見してなお周囲のぼかし量が昨年比大幅減となり悪戦苦闘の末に代替手法は断念して貼り付け作業に入ったところ、仮眠ののちPCが固まりゼロからやり直しとは気力も萎えよう。
 更に一旦完パケに近付きながら昨年準拠では虫眼鏡でも見えないとわが家から駄目出しを喰らい、穴埋めに用いた写真を削ぎその穴を残る写真を少しずつ拡大して塞ぎ、昨年比概ね三十枚減を以て漸く裏面の印刷に及んだのである。
 更に更に足りなくなったインクをオリンピックまで買いに走り、遂に完成に至るもここ迄で折り返し、当該年の賀状を一枚一枚捲り住所の確認とともにそもそも送付すべきかからの判断が始まる。完成しても住所録は01年来のエクセルだからこれを筆王にコンバートし、住所の区切りやら連名やら微調整して再び印刷工程に及ぶも、子供名義は表面にもコメントを施せるべく宛名を横書きにしなければならないし、議員は「様」なのに教員が「先生」とはややこしい。
 かく膨大な作業量を費やした挙げ句が大半は賀状のみの交友とはふと我に返れば虚しくなりかねないが、ひと仕事終えた充実感を以て自らを慰めてみる。

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