コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

11月6日(日) もうひとつの東海道  -地域情報 - 東海地域情報(愛知・岐阜・静岡・三重)-

h736.jpg  その筋の御仁には垂涎の的なのだろうが、元より自動車産業には職業柄多大な関心を有しても自動車そのもの、取り分けレースの如く興業分野には極めて知見に乏しいので、昨年に引き続き訪れた新城ラリーもアテンダーとしては全く用を足さない。しかも到来される要人が今年は警護対象となり、大会側から貼り付きのケアが誂えられればと山の賑わいたる価値も薄かろう。
 デモンストレーション走行におけるスピン・ターンなど素人目にも見応えある絵柄も皆無では無かったが、広大な新城総合公園を二年連続で練り歩く気力は涌かず、終始虚しく取り巻きの最後尾を汚すのみだった。

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 ただ幸便だったのは上官が欠場となり駐車券を下賜されたことだろう。本来なら豊橋から単線の旅路を余儀無くされるところ、ラリーには自動車にて赴くのが筋との使命に駆られた訳では当然無いものの、本年二月の新東名高速延伸により新設された新城インターの存在が天啓の如くに脳裡に煌めいたのである。
 ならば豊橋経由より走行距離は長くても寧ろ浜松からと企めばこれこそ高速道の威力、時間距離は変わらないではないか。しかも引佐連絡路経由の新東名とは道路族として絶好の視察に他ならない。
 そこで勇躍浜松にてレンタカーを調達し、ナビゲーションが古くて危うく東名をそのまま滑走しそうになりながら新東名に辿り着いたものの、期待に反して高級感が漂っていない。
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開通直前(2012/3)
 四年前に訪れた御殿場近辺が開通前とはいえ余りに広々としていた記憶が鮮明なだけに、暫定二車線の実質「暫定」が外れてスケールダウンされた、有り体に言えば見窄らしさは一目瞭然、申し訳程度の路肩こそあれ中央車線を自動運転専用レーンに供するのは明らかに無いものねだりのI want Youである。
 画面上は道なき道を掻き分けて猛烈にスムースに到着し、帰路も滑り込みでひかりに間に合ったのだから高速の霊験は灼かだし、敢えて心残りを述べれば公団民営化最大の成果とされる商売っ気に富んだ新SAには御目に掛かれなかったのみとはいえ、1968年の東名開通時に沸き上がったであろう未來への憧憬は元より、首都高中央環状の隧道部に初対面した際の高揚感にも乏しかったのは否めまい。
 勿論、自動車社会である東海~浜松地区の渋滞解消には大きく寄与しようし、何れ120キロ走行をも可能とする新たな大動脈たるとともにリスク分散においても効用は充分だが、 五輪年度に御殿場以東が開通しても詰まるところ東名合流後の「大和トンネルを先頭に」のフレーズが更に延伸される懸念は残る。海老名近辺からの抜け道マップが重宝される様な事態は余り美しくないのだが。

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