コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

10月22日(土) 馬にむかっていけば  -ギャンブル - 中央競馬-

h722.jpg  単線の多摩湖線からの乗り換えに手間取り、遙々の旅路で府中競馬正門前にやって来た。博打は決して嫌いな質ではないものの、これまで公営ギャンブルにはとんと御縁が無く、IR法案も成立間近の昨今改めての視察、と言えば美しいが共同馬主の御仁からの御呼ばれに預かったのだから有り難い。
 全くの素人だから勝馬投票券の種別からレクチュア戴くが、枠から個々の馬に主体が変わった程度の知識しか持ち合わせていないので文字通り見様見真似、怖る怖るの参戦である。
 それでも丁度東京ドームでの優雅な野球観戦同様に、いざ出走するとラウンジからベランダに乗り出し熱い声援、には違いないのだが正直遠目では勝敗が判然とせず、寧ろ手前に見える競馬場、奥にはビール工場の中央フリーウェイ状態が感慨深い。
h723.jpg  一端の大川慶次郎氏気取りで赤鉛筆ならぬ赤ペン片手に競馬新聞を眺めれば、率直極まりない記載が古のプロ野球名鑑を想い起こさせ微笑ましいが、ビギナーズ・ラックと誇る迄には至らなくとも、漸く6レースで単勝ほかを当て払い戻しの要領も覚えてひと息入れる。
 これだけでも充分お腹一杯だが更に勝つカレーで物理的にもお腹一杯になったところで、観客席上に突き出した写真判定室を訪問とは十年振りに出向時代に還ったが如し、まさに視察の様相を呈してきた。三階層に並んだ審判委員によりゴール上を時系列に撮影する特殊なカメラを用いて厳粛に判定される。勿論、レース中では無いからこの馬に懸けたのですがなどと口を挟むことは叶わない。
 更にお馬さん方の通路を経由、勝者の記念撮影風景なぞ眺めながらパドックに辿り着く。私の薄弱な競馬知識においても福永騎手の落馬事故は幼少時に強烈な印象を残しているが、御子息の姿とファンの垂れ幕を拝見すれば時の経過に感じ入るではないか。結果から見る限り、この時点で気合いの入っている馬と入り過ぎた暴れ馬との差違は紙一重であり、到底素人が講釈を垂れるには当たらないが、出走馬の去った芝生を闊歩しただけでこちらはご満悦である。
h724.jpg  漸くシステムも理解して先達に倣い三連単軸流しマルチと洒落込み数撃ちゃ当たる方式を試みるものの、慣れてきた頃が一番危ないという教訓か、メインの11レースからは新潟にも京都にも、寧ろTV観戦の方が勝敗が一目瞭然なので熱くなり間段なく賭けまくる。そして二頭までは適中してもあとひとつが大穴だったりと、気付けば湯水の如くに財布が薄くなっていて青ざめる。
 結論としては中途半端に競馬新聞を宛てにするより、実際に試みて全く実らなかった家族の誕生日の他にも、突飛な馬名なり騎手なりに拘ってチビチビ楽しむべきだったのだろう。
 帰路は府中本町まで橋を渡って中央線の旅、勝つカレーの御利益は無かったがこれからは場外馬券場を通る際、ふと勝負魂が湧き上がるのかも知れない。

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