コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

10月7日(金) 明日は明日の風が吹く  -政治・経済 - 政治・経済・時事問題-

h691.jpg  青い胡桃も吹き飛ばせと謳ったのはミヤケンではなく又三郎だが、十月を迎えて永田町のそよ風は勢いを増している。
 そもそも選挙に強いハプニング性が求められる様になったのは極最近であり、従前は所謂「竹下カレンダ」的に政治日程を睨んだ幾つものシナリオが交錯する中で自然と収斂され時期が定まっていくものだった筈である。
 振り返れば戦後の総選挙において、岸内閣までは抜き打ち解散を除いて春が定番だったのに対し、60年安保後の池田内閣からはダブルや不信任のケースを除けば圧倒的に10~12月に集中しているのは、よりフリーハンドにカレンダを設定し易い臨時国会を解散の舞台に選ぶとの思惑以前に、四年に一度の統一地方選と都議選、三年サイクルの参院選とのバッティングを避ける限り、必然的に秋から年末に集中するのは自明の理であろう。
 詰まるところ明年の政治日程に鑑みれば年初或いは秋以降に絞られ、前回中二年で連勝した記憶を紐解けば前者が先ず念頭に浮かび、そこに偶々日露首脳会談たるひとつのメルクマールが発見された、という帰結に過ぎないのではないか。
 通常国会中となれば00年の森内閣以来だが、丁度前例となる2月は遡ること四半世紀超の90年海部内閣、この際は参院過半数割れだったとはいえ予算の成立は6月までずれ込んでいる。
 敢えて風を煽って引き締めを謀り、同時に各種調査という数字を示してあわよくば候補者の差し替えをも期する、季節風だったのではないか。元より低気圧が季節外れの台風に化けることも少なくない亜熱帯のわが国であり、朝風は虎視眈々と荒み始めているのかも知れないが。

 とはいえ永田町の局処風であり、十月に入っても暑さ厳しく、景況は秋風でも世間に涼風は漂っていない。公的にはクールビズが開けても民間大手は今月一杯なので未だ安穏としていられる筈だが、客商売は相手方基準とあらば、社内では奇異な眼に曝されても頚に紐を巻き付けなければならない。
 この官民格差、規制改革会議で取り上げて呉れないかしら。

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