コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

9月22日(祝) 遠きスポッチャ  -映画 - 映画レビュー-

h673.jpg  遠出の無かった銀週間の数少ないイベントとしてはとバスによる東京巡り、御上りさん体験を企画したが、天井の無い二階建てバスのため当然の如く運行取り止め、一日遅れのSeptemberに雲は追い払えないどころか、すっかり亜熱帯と化して護岸やら対策の整った古式ゆかしい沖縄から九州にかけての台風を、些かの語弊こそあれ懐かしく感じて仕舞う今日この頃である。
 替わりに友人に誘われたスポッチャに送ってと祐旭の依頼を安請け合いすると板橋にあらず入間とは幾ら帝都下北西部の中学同級生の寄合とはいえ遠過ぎや仕舞いか。いっそそのまま居座ってもと逡巡したが、保護者付きも鬱陶しかろうと棄権しても詰まるところ蜻蛉返りも甚だしい。
 しかも二度目の帰路、午前中の経験則から渋滞を避け迂回した積もりがアウトレットと大型スーパーに面した道路が排出される駐車車両のおかげでウンともスンとも動かないではないか。一本道のまま大量の商業施設を拵えれば当然予想された結果であり、まさに列島改造論で示された公権力による介入の欠如、都市政策の貧困の典型例だろう。
 命辛々圏央道に滑り込んだものの妻と公資は自力救済に委ね直接としまえんに赴かざるを得ないとはとんだ秋季皇霊祭であった。

h674.jpg  しかし新宿からユナイテッドシネマズにシフトしたおかげで何とか間に合ったのだからまだ運気は尽きていまい。
 このところ映画尽いているが、「真田十勇士」は勘九郎氏の巧みな演技こそが「嘘が誠」なるテーマ設定をまさに体現しているにも拘わらず旨過ぎるが故に却って説明過剰に映るし、幾ら演技力があっても大竹しのぶ氏の淀君は些か薹が立っていよう。大河ドラマとのタイミングは相乗効果もあろうが、藤井隆氏と同一人物との邪念に襲われると混乱するデメリットもある。
 翻って単純明快なストーリーと相俟って勘三郎氏が真剣になればなる程、果たして昨今流行りの漫画原作由来の若年層向け作品だったかと錯覚しそうになったが、舞台由来と聞けば確かにキメの場面が要所に散りばめられており得心出来る。
 わざわざ映画化したのは堤幸彦監督が合戦を撮ってみたかったのが本音かも知れないが、残念ながら初日にも拘わらず些か寂しい客入りも寧ろ家族連れには解り易く楽しめ、今からでも遡及対象を緩やかにシフトすべきではなかろうか。

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