コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

8月1日(月) 素肌にキラキラ  -海外情報 - オーストラリア-

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 八月を迎えてはや実質最終日、ヒルトンホテルからほど近い港から出立してもうひとつの世界遺産へと向かう。海辺のリゾートとはいえ街中に海水浴場の存在しないケアンズにて波に戯れる為には島へと繰り出さなければならない。
 サーフィンばりの大揺れに景色を眺める余裕すら無いまま椅子にしがみつくこと小一時間、珊瑚礁の体積地に熱帯雨林の繁るグリーン島に命辛々草鞋を脱いだ。早速人の流れのままに輝くビーチに到着し、子供達が寒さも何のその今年初めての海水浴に勢を出す傍らで妻は潜水用具一式を運ぶ重労働である。元より美しいものに刺では無いが、浜のチェアーに身を委ねれば海の家の管理人氏がJRの検察ばりに料金徴収に訪れる。幸いシュノーケルこそ無償だが、簡易式のそれでは藻ばかりで到底魚には邂逅出来ない。
 島自体がコテージ形式の滞在型リゾートになっているにも拘わらず泳ぐだけでは能が無かろうと訝しむ間も無く出立を迎えたが、改めて帰路眺めれば島から長駆桟橋形式の船着き場近辺もまた砂浜かつ浅瀬が伸びており、寧ろこちらに滞留すべきだったかと閃いても後の祭りであろう。
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 この反省を活かし次なる目途、珊瑚礁のど真ん中に人口埠頭を擁するOuter Reefへの途上、揺れにも負けず大枚を叩いて案内付きのシュノーケリングを予約して用意周到臨んだおかげで到着そこそこに一同モジモジ君に変身し、ピチピチのスーツに包まれれば寒さに震えることも無く首尾よく珊瑚礁のみならず、魚類の群れやら海鼠やら南の島の海の生態を満喫した。
 言わば祐旭が風邪でダウンしたパラオの再チャレンジだったが、二年前はともに一行から遅れ気味だった公資の遊泳技術も大幅に向上し、いざガイド氏から解き放たれ浮輪が消滅するとひとり父のみ息切れして早く早くと急き立てられる始末とは、体力の限界を痛感せざるを得なかった。
h622.jpg  丘に上がって遅めの昼食を経て半潜水艦の最終便にも間に合ったが、どうやら船が逗留して時を経るに連れ人の息吹を避けるのか明らかに魚が減っており、駆け足で海へと誘われたからくりが判明する思いだった。幸い帰路は安定航行で三階船首に陣取り、暴風を浴びミシュラン男の様相を呈しながら帰還に及んだ。

 要望に応え妻が免税店で発見したバレーボールにて公資を相手に練習とは祐旭も酔狂なものだが、こちらも最後までバレー部と迷った吹奏楽の体験入部で僅かだけ齧ったトロンボーンの功績か、分類上は金管楽器に属するミニ版のDidgeridooも様になっている。尤も現地人の如く身振りを交えてリズム隊も兼ねるべく操演は、何故か公資に一日の長が見られていたが。
h623.jpg  夜の街へと言っても家族連れではIR視察と称して賭場に繰り出す訳にもいかず、昨夜に引き続きナイトマーケットに足を運ぶ。中華料理のフードコートの奥には怪し気に映るもその実健康的な店舗が連なり、香具師の口上に操られるが如くにホホバオイル化粧品を土産に仕入れ、2日連続で訪れたマッサージのお世話になる。
h616.jpg  安価なマッサージは泰王国に限らず亜細亜旅行の常套だが、何故にここだけ思い切りアジアン・テイストと思案に至る間も無くいきなり肩を叩かれ我に帰ると意外や意外、大学時代の旧友ではないか。思えばウオンバットとも称された氏の風貌は豪州向きだったのかも知れないが、丁度家族構成も似たり依ったりとはいえ偶然の邂逅に、わが国におけるケアンズの地位を再認識して盛り沢山の最終日を終えた。

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