コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

7月17日(日) ウルトラマン誕生  -テレビ・ラジオ - ウルトラシリーズ-

h558.jpg
前列は米国、後列は鬼っ子の泰王国産
 ウルトラマン50周年が杉並公会堂にて挙行されたのはウルトラQ最終回「あけてくれ」の放送予定を差し替えてまで放映された「ウルトラマン前夜祭」の再現たる趣旨であり、投票日で無かったら勇躍駆け付けたいところだった。
 幸い中継を録画して拝察したが、メインエベントが50年前の再放送上映とは些か安直とはいえ、その前座たる出演者座談会では面影の欠片も無い禿頭のホシノ元少年以上に、イデ隊員の二瓶正也氏の異様な肥り方に目を奪われた。
 ただ更に驚いたのは歴代ウルトラマンの紹介の中に「リブット」という初耳の御仁が含まれていたことである。
 若かりし時分に特撮フリークだった私のウルトラの知識は実質的に80までで止まっていたところ、子供達の成長に比類して平成三部作以降も後追いした形だが、ソフビ漁りの賜物で不遇のマイナー期もひと亘りは抑えている筈である。
 にも拘わらずXやオーブといった新参者にあらず、何故にパワードの次席に唐突に浮上したのかと検索を掛けるとマレーシアからの渡来人であった。
h578.jpg  アニメのUSAや豪州のグレートなど外地育ちの一族は他にも存在するものの、恐らくはタイのチャイヨー・プロのウルトラマン・ミレニアムへの対抗上、公認の亜細亜系として敢えて見せしめの如くに一族入りを促したのであろうが、結局円谷家の関与を曖昧にしたまま袂を分かったチャイヨー問題が旧コンテンツの海外展開にも陰を落としている現実を裏から炙り出している様に見えなくもない。
 思えば登壇した関係者に一人として円谷姓は見受けられず、50年前のフィルムに颯爽と輝く英二氏の姿と対比するまでも無く、新作の宣伝に努めれば努める程余計に、遺産を食い潰す円谷プロとウルトラの凋落振りがクローズアップされざるを得ない。 既に世田谷とも縁の切れたウルトラの星が杉並に輝いている場合では無いのだが、今日ウルトラマンは放送開始から50周年を迎える。

 戦国時代が大宗を占める大河ドラマにおいては同一人物を複数キャストが演じるばかりか、逆に同じ俳優が同時代の武将を亘り歩いて視聴者の記憶に混乱を来すことも少なくない中で、松本幸四郎氏による38年振りの呂宋助左衛門は、三谷幸喜氏らしい遊び心だったろう。
 元より「黄金の日々」と言えば鋸で首を引かれる川谷拓三氏ばかりが印象深いが、同一キャラクターが複数作品で別の役を演ずる手塚治虫氏ばりのスターシステムの援用、との解説は解り辛いか。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://kayukawa.blog41.fc2.com/tb.php/3401-339c2795
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad