コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

7月4日(月) 行くは新橋、丸の内  -政治・経済 - 選挙-

h559.jpg  街頭演説とは一部には動員も試みるものの基本的には駅頭や商業施設など、自然発生的な集積地を狙って、柵の無い有権者に候補者への親近感を抱かせる選挙活動である。しかしながら従来、クチコミか良くて支援団体発の系統的な通達に留まっていたのは、その日程設営に隠された戦術を秘匿するための意図的な隠匿と言うよりは、単に伝播の方法が他に存在しなかったからである。
 今やそれはSNSの発展により劇的に修整され、敢えて接触を試みる自主的な「追っかけ」も可能になったが、facebookを頼りに駆け付けると候補者本人にはパスされ空しく選挙カーだけが走り去る光景に愕然とする事態も生ずるから、幾ら想定される応援弁士と時間距離とを睨めっこしながらの効果測定に基づく選択とはいえ、過度にニッチな遊説先を狙うのも考えもので、確実を期するには選挙事務所に確認するにしくはない。
h560.jpg  ただ幾らネットで告知されても総理クラスの著名な応援弁士目当てなら兎も角、わざわざ新人候補目掛けて待ち受ける酔狂な輩は希少なのだろう、更に雨が降ったり上がったりで屋根のある地への突然の変更もなんのその、先回りして二ヶ所を亘り歩けば本人にも陣営にもアピール度は満点である。
 果たしてこの行為が肝心の集票に繋がるものなのか、少なくとも香具師に群がるサクラ程度には機能していようが、立ちっ放しの足腰を癒すべく甘味を頬張り小一時間、再び地上へと登れば未だ候補者名の連呼が続いているではないか。
 詰まり公式発表された日程の隙間はかく臨機応変にある時は同一地点に滞留し、またある時は人の流れに応じて次の係留ポイントを模索していくのだろう。間も無く20時、自動車社会なら最早ハコものに頼る他は無く、逆に言えば深夜に及ぶ活動は端から不可能だが、都市部では拡声器が使えなくなっても駅頭での握手なら終電まで、夜はまだまだこれからである。それは知名度に依拠する候補者の宿痾であろう。

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