コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

6月14日(火) 襷を外す  -政治・経済 - 政治・経済・時事問題-

 2001年の再編に依り合併を余儀無くされた省庁においては、例えば旧自治と旧郵政の総務省の如くに所謂襷掛け人事が継承されている。それ自体は官の特性ではなく、みずほ銀行の誕生にあたって漸く旧第一と勧業両社の人事部門が統合されたと揶揄された様に、和を尊ぶわが国の知恵には他ならないが、一方で人事が滞留する恐れは否めない。
 嘗て国土交通省においては昭和47年入省の次官が四代続いたことがある。そもそも旧建設が技官・文官の持ち回りだった処に旧運輸が加わり、旧建文の同期から二人の次官が誕生する事態は異例で無かったとしても、三者襷掛けの余波で四年に及んだのである。その次は一年次跳んでいるとはいえ、必然的に他省庁に比して若返りが遅れることになる。
 その慣行が今般遂に破られた。順繰りならば旧建文である次官に旧運輸からの起用が決まったのである。下世話ではあるが、90年代までは旧国鉄と併せて二人の議員を参院比例区に送り込みながら、昨今は落選続きで次官ポストを喪うとまで危惧された旧運には、時代の変転もあろうが大逆転である。勿論、復興庁というもうひとつのポストを得たが故の所産であったとしても、邪推すれば鼎立した三者の内の二つが手を握った結果に見えなくも無い。
h534.jpg  ただ確実に言えるのはポストも天下りも制約される中で組織として有能な人物を活用し、同時に公正かつ妥当な将来処遇のあり様を示して若き人材を確保する為には自ら新陳代謝を図らなければならなかった、その帰結ではなかろうか。しかしながら同時にそれは、旧内務に由来する建設省もまた普通の官庁へと軟着陸、との表現が穏やかで無ければ脱皮した証しでもある。

h535.jpg  昨日の成婚18年にあたり一月生まれと間違えたかと疑われかねないが、思い立ってガーネットの品を妻に渡す。
その相対でも父の日の早出しでも無いのだが、鞄を新調して貰った。常に持ち歩いている為にいい加減底が擦れていたが、愈々チャックが脱落して代替わりを余儀無くされたのである。
 ところが何でもかんでも詰め込んでおけば安心する質なので、時にはドラえもんのポケットの如くに付箋やらクリップやらを取り出して喝采を浴びる替わりに、いざ入り用の品を探しても簡単には発見されない事態にも陥る。
 そんなことは全て丸っとお見通しなのか、単なる勘違いかは定かでないが、見事ひと回り大きなそれが配給されたのである。何と無く縮尺が合わない様な光景に出会っても、錯覚ではありません。

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