コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

5月13日(金) ゼロの焦点  -スポーツ - プロ野球-

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右はサヨナラ打の瞬間
 二リーグ分裂後唯一の防御率零点台は1970年の村山実兼任監督の0.98、圧倒的に投高だった戦前まで遡っても藤本英雄氏の0.73が最高である。従って現時点でそれすら上回る0.6点台菅野投手の常軌を逸しているとしか表現の仕様がない。
 だからこそ菅野登板に的中した今年初めてのドーム観戦はハイペースが予測されたが、相対する成瀬投手の好投も相俟ってあわや二時間以内で収束の恐れすら疑われたのである。
h489.jpg  しかしながら13日の金曜日には好事魔多しか、守備の乱れから同点とされ九回自責点零にて降板、延長に及び重なる守乱も最後は坂本選手の逆転サヨナラ打と、試合時間のみならず読売巨人軍としても結果として帳尻が合わされた形になったが、如何せん釈然としない。
 そもそもエース菅野以外は失礼ながら見慣れない顔触れになった巨人軍の先発の中で、肝心の菅野投手に勝ち星を付けられない様では前途を悲観せざるをするを得まい。にも拘わらず首位とはここ一番の華麗なる底力と讃えるべきか、色鮮やかなヤクルトはじめ他球団の不甲斐なさに以て瞑するべきなのか。

h501.jpg  「コンクリートから人へ」は民主党政権の標語だったが、その潮流は小泉政権に端を発すると言っていい。災害の連鎖を経て幾分潮目は変わりつつあるとはいえ、ザ・強靭化の藤井内閣官房参与に高度成長期と期を一にする「国土の均衡ある発展」テーゼの匂いが漂うのに対し、大石久和氏の言説は文明論から紐解かれてマクロ経済に至る、わが国の社会基盤の未だ尚脆弱性を素人にも呈示して魅せるという意味で、まさにインフラの伝道師の名が相応しかろう。
 確かに役所の現役時代から職業柄求められる政治性以上に哲学的な思索が先立つべく見受けられる方だったが、時代が人を喚んだと言うべきか。しかも講演に接する度に明らかに笑いの要素も増え、失礼ながら着実に上達されており、思わず牽き込まれて左官に勤しみたくなりそうだから恐るべしである。手元不如意の中如何なるインフラを優先すべきかというミクロの決死圏の話題はまた別の次元なのかも知れないが。

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