コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

3月20日(日) 龜の甲羅に跨がって  -旅行 - 温泉旅行・温泉宿-

h420.jpg  哀しき受験生の性故に家族旅行を封印してひと年余り、記録を紐解けば黄金週間に遠征した京都・大阪に帝国委任統治領パラオの大物こそあれ、名古屋への顔見せ興行や年中行事の湯沢を除けば、実に国内一泊旅行は平成25年の戸隠忍者村以来となる。
h421.jpg  自家用車不在の手元不如意からわざわざレンタカーを調達したものの、三連休の中日にも拘わらず大渋滞に直面したのはまさに好景気の証佐たろうか。尤も割り込みが半ば前提で最左翼車線を走る正直者が割りを喰うアクアラインへの侵入路の構造に専ら起因する感は無きにしもあらずだったが。
 千葉と栃木に四ホテルを構える三日月グループ最大のスパは木更津の海岸に恰もその一角だけが唐突にリゾート仕様で現れるが、古式ゆかしい温泉旅館風情と巨大な風呂周りが同居する「竜宮城」の異称がまさに名を体が現していよう。
 早速水着に着替えてスパに突入するものの屋内はスライダーこそあれ流れる温水プールは特筆すべく規模ではない。しかも幾ら亜熱帯に変貌しつつあるわが国とはいえ、三月の千葉の寒空にパンツ一丁で乗り込むには些か躊躇せざるを得ない。
h423.jpg  しかしながら意を決して扉を開けると、流石に20メートル級の箱型プールこそ閑古鳥だが、こちらにも現れた流れるプールに回遊しつつ身を温めると、湯の色合いも紫から黄緑からの大小選り取り見取りの風呂桶が処狭しと鎮座し、テルマエ・ロマエの世界に迷い込んだ様なローマ風立像のレプリカに囲まれながら東京湾を遠く臨む絵柄が些かシュールなところがまたわが国の家族旅行らしい。
h424.jpg  一旦チェックインして寛いだ後は、これも敢えて前時代的な温泉宿モードに徹しているのか「お祭りランド」で射的や太鼓の達人で過ごしたのはお祭り気分を満喫したかった訳ではなく、お目当ての卓球台待ちの時間潰しには違いなかったが、矢張り上山田温泉以来二年半振りのラケットながら、慣れるに連れて公資がスマッシュまで打ち分けていたのは成長の足跡であったろう。指折りカウントしてサーバーを手旗信号宜しく指名する審判業が妙に似合っていたのも、この父にしての感はあったが。
 小腹が空いて焼き玉蜀黍を摘まんで仕舞ったおかげで和洋中雑多著しいバイキングの食が進まず、蟒蛇の如く平らげていくわが子らの食欲に気圧されたものの、出先でも大富豪に、毎度のイッテQの画面とともに夜は更けていくのであった。

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