コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

3月4日(金) 行くは遠州浜松在  -地域情報 - 静岡県-

h408.jpg  プレゼンの後片付けを終えた足で向かうのは三ヶ日である。本来なら昨夜半到来の厳命を帯びていたにも拘わらず、長年道路族擬きとして携わった会合に陪席と謂えども逃亡は赦されまいとの錦の御幡を戴いたおかげで、浜松から東海道線では浮かぶ弁天島に遠く海沿いを嘗める浜名湖バイパスの眺望に預かり、天竜浜名湖鉄道への乗換駅では辺り一面に漂う蒲焼きの香りを満喫し、浜名湖畔の緑溢れる牧歌的な風景のなか単線に揺られる、優雅な旅路を真昼の好天に味わい得たのは実に幸便であった。
 元より風光明媚を賞味するのが本旨で無く、荷を解く暇も無く小部屋に押し込められて物見遊山気分はすっ飛んだが。

 所謂OJTに留まらず座学と演習を繰り返す手厚い研修メニューが設けられているのは日本企業の美点に他ならないが、一方で片道四時間を掛け一泊二日を裂いて職務を滞らせる行為には可能な限りの合理性が求められよう。
h407.jpg  管理職の分際である以上、現職の態様はさておきいつ何時多数の部下を抱えるポジションを拝命する蓋然性のもとに、マネジメントの実相につき同格の御仁と意志疎通を交わすこと行為は有用に違い無いし、わが方の特異性を敢えて強調する謂われは無いが、いざ職務について述べれば言語そのものから解離著しく話題に窮しそうになっても、懇親の場で接触を図っておけば社内外に頭を垂れるばかりの職責には、折りに触れ役立とうたる助平根性も働こう。
 ただ一夜明けてのプログラムは身入りに乏しかったのではないか。事前に「経営の神様」の評伝を与えられ、その行動から管理手法を抽出するとのストーリーだが、時節柄事業部制を是認すべく趣旨ならば必ずしも事例として相応しいとは言い難いし、必ず横軸に位置しよう身柄には実感が少ないものの、かく事例では渦中に位置すれば分社化で切り捨てられないようにと、必要以上に構えて仕舞う御仁も少なくなかったのではなかろうか。
 恐らくは寧ろマトリクスの縦横何方に重きを置くべきか逆バネが働いたら再び旧に復すことも厭わない柔軟性が肝要という、逆説的な教訓を導き出す辛抱遠慮なのだろう、と言うのも余計な深読みなのかも知れないが。
 昼に鰻を補充して眠気充分で臨んだ午後はメンタルヘルスの名の下に配下の人物への意欲惹起策だが、既視感に満ちた内容で些か蛇足だった。夜半、疲労困憊して帰着する。起伏に富んだ一週間だった。

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