コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

2月7日(日) 建造物は明治  -地域情報 - 名古屋・愛知-

h375.jpg  面接を終えた父が名古屋へと急行したのは父の父母が揃って入院たる事態が齋された為だが、丁度受験ウイークも一段落したのでその報告も兼ね、面接後の最終発表を終えた一家も土曜には名古屋にて合流、見舞い旅と相成った。
 父母の住む星ヶ丘と病院の長久手に著しい距離は存在しないものの、乗り慣れぬクラウンでの再三の往復は、一般論として自動車はグレードが上がる程に運転の快適性も比例するとされるが、車幅感覚が心許ない身の上には気疲れを伴う旅路であった。 とはいえ備品の搬送が主だから病院に長居する謂れも無く、単品のうちは市の福祉施設に併設された妙に安価な温泉や古戦場跡、毎度のブックオフ巡り地方版など手持ち無沙汰を埋めていたが、本日午前は明治村へ、期せずして受験明け初の一家で御出掛けシリーズが成立した。
h376.jpg  文字通り明治期の建造物を移築・動態保存する明治村は、東武ワールドスクエアの如しかと思いきやエンターテインメント性は近隣のリトルワールドに委ねており、小金井公園内の江戸東京たてもの園に近似した学術施設である。
 従ってバスツアーの年配ばかりで子連れ客は全く見当たらない。確かにフランク・ロイド・ライトの旧帝国ホテルが存外に小振りに見えるのは天井の低さ故と合点がいっても、前橋監獄雑居房で監獄体験が出来ても、都市変遷評論家のには鑑賞に耐えるものかも知れないが子供心の琴線に触れるとは言い難い。
h377.jpg  ただ公資は兎も角、間も無く中学生活を迎える祐旭には、久々の観光で一翻乗った要素はあろうがそれなりに楽しめた模様で、御出掛けスポットに乏しい愛知の国内旅行振興キャンペーンに寄与すべく価値は垣間見れたのではなかったか。

 再び病院へと赴き、恰も本家帝国ホテルから遠路遙々持参したかを装い明治村にて調達したナースセンターへの貢物も、特別病棟こそ受け取り慣れしていよう受領されたが、ひとつ階段を降りると固辞され診療科毎に風土が異なっている。
 詰まるところ家族の為すべきは備品の調達と衣類の洗濯であり、前者は購入・搬送すれば要は足すものの、後者は病院で融通を効かせてくれてと交渉しても良くも悪くも杓子定規な現代医療は一切手を付けないばかりか、家政婦センターの類の斡旋も受け付けない。勿論野放図にすれば医療費の増大を招くのみならず、便乗せしめる輩も生じようから規則で雁字搦めもやむを得なかろうが、少子高齢化に医は仁術の世界も遠くなりにけり、ということか。

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