コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

12月2日(水) 師走もルポール  -旅行 - ホテル-

h318.jpg  幸か不幸か朝昼晩という事態には未だ陥っていないが、赤坂プリンス亡き後、急激な需用増と相俟ってパーティのメッカの地位は今やルポール麹町において他は無い。
 言う迄も無く永田町からとともに他の主要会場にも至近で梯子に好都合という立地に依るものには違いないが、同時に価格帯の低廉性が大きく寄与しているのも紛れも無い事実であろう。
 その鍵は民間資本のホテル群に対し、地方公務員共済というルポールの出自にある。従ってルポールの名を冠する宿泊施設は全国に存在するし、逆に同様の謎の片仮名名詞を戴く施設も都心部に点在しているが、国家公務員共済のKKR竹橋がレアに留まっているのが矢張り距離感に由来するのは、取り壊しになった農林共済・虎ノ門パストラルが公共交通機関からは不便であるにも拘わらず会場として頻出していた事実と符号が合う。
 では警察共済のグランドアーク半蔵門はもっと利用されても良さそうなところ、帝国ホテル運営委託によりお値段が張っているのかも知れない。
 調べてみると東京都のアジュール竹芝や文部省のフォレスト本郷など続々と発掘され、都市センターにも小洒落た愛称を付けたくなるが、こちらは財団法人なので寧ろ町村会館と同列ということか。
 同じ穴の貉に数えてはいけないが、雇用保険のスパウザ小田原が居抜きでヒルトンに移行したのは極端な例としても、何れも宿泊・宴会場として著しく見劣りはせず、オータニ・全日空・東プリの格を諦めてコストパフォーマンスを追求し、だからと言って憲政記念館は流石にとなれば、ルポールで二階か三階かと迷う事態にまま恵まれるのも宜なるかなだろう。
 そもそも地公体や地方支分局から参勤交代宜しく煩雑な上京需要に伴う江戸屋敷を省庁毎に確保しておく是非は兔も角として、超高級宿泊兼オフィスビルで宴会場は設けられないとの噂の新赤プリが竣工すれば供給は増えない上にオータニへの通り抜けが容易になるルポールの地位は当面揺らぎ難いのではないか。
 因みにルポールとはインド洋にある仏領島嶼らしい。なおパサージュ琴海は長崎県共済組合の持ち物ではない。

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