コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

11月27日(金) 年末にのみ風邪を引く  -政治・経済 - 政治・経済・時事問題-

h307.jpg  故・山中貞則氏の口から発せられなければ笑えないフレーズではあるものの、何時の日から自動車産業も「年末は皆風邪を引く、ゼイゼイ」の世界に毎年どっぷりと身す羽目に陥ったのだろう。
 それはひとつには産業自体が緩やかな下降局面に入り、税制度という政策誘導の力を借りざるを得なくなったが故であったとしても、業法なき世界において政治と産業を結ぶ最大の架け橋が税制度たる必然の帰結かも知れない。
 ならば永田町では年がら年中ゼイゼイと息を切らしていても良さそうなところ、年末に絞ったのが山中最高顧問の智恵であり、悪く言えば税の論理を完徹するために時間切れの〆切を設けて"雑音"を省く意図だったろうが、短期決戦になるからこそのお祭り気分、ハレの世界の彩りが「税こそ政治」たるを醸し出しているとも言える。
 実際、業界サイドも家鴨の水掻きの理解活動絨毯爆撃に留まらず、水上に躍り出て小委員会に赴く議員に煽動とは穏やかな表現ではないが所謂アジビラを配付したりと、語弊を怖れずに言えば結果の如何以上に活動自体に躍り酔い痴れた側面をも否定は出来まいが、その高揚感こそが「税」を尚更特殊な世界に祭り上げているのではないか。
 しかしながらぶんどり合戦の時代には雑音を封ずることが税制度の高貴性に寄与していたのかも知れないが、財政のパイが縮小してなお単一の産業内における財源の確保に窮々とする姿は最早限界を超えている。だからこそ税の公平性=担税力に基づく応能負担だけでは御し切れない、経済活性化に資する財政同様の産業の範を超えた傾斜配分を擁する、税制改正の近代化が要求され、その一環に税調の独立性の排除もまた垣間見える。
h308.jpg  詰まるところは税もまた一般政策同様に時期を選ぶことなく、即ち税調の通年化に帰結しよう。泉下の山中先生にその是非を伺ってみたい。

 ファンドというネーミングに守銭奴の如き忌避を覚えるのは前時代的な感覚なのかも知れないが、元よりバブル崩壊とリーマンのダブル・ショックで中堅クラスのゴルフ場が破綻に追い込まれ、西武系時代から愛用していたおおむらさきが気軽に手の届く領域に変貌したのは利用者としては幸便であったが、またぞろ登場した村上氏によるアコーディア乗っ取りの報は好意的には受け入れられまい。
 ただ阪急・阪神グループ傘下のタイガース買収説にしろ、かの人物が着目する迄にわが国スポーツにはビジネスとして進捗の余地がある、逆に言えば豊かな経営資源を有効活用出来ていない証しとも言えよう。
 市井のゴルファーとしては株主が替わってもグリーンの整備やキャディー氏のホスピタリティを含め、利便性に影響が無ければ文句を言う筋合いでも無かろうが。

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