コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

10月29日(木) ドライブに連れてって  -政治・経済 - 環境・資源・エネルギー-

h278.jpg  モーターショーといえば未だに晴海の印象が強いが、自身の経験則を振り返りみれば幕張時代は広報担当の宛職当番として、マスコミの訪れる筈も無い平日に所在なく立ち尽くしていた記憶がある。
 有明に居を移してからは、公的な開会日前に行われる特別招待日に現れる政治関係者への対応となったが、全体のアテンドは主宰者たる団体サイド、中身の説明は専門家に委ねるので文字通りの顔見世興行、ケア申し上げておりますというアピールに他ならない。
h279.jpg  して出展企業の特典としてパスを頚に下げて昼過ぎに到来するとあにはからんやガラガラで、残念ながらカメラ小僧が群がる様な綺麗処に費やす経費は大幅に削減されたと見受けられるものの、物見遊山を兼ねて撮影に勤しむ。
 ところが14時半を回ると状況は一変、続々と一般客が群れなして入場して来るではないか。特別招待日のプレビューデーへの衣替えに伴いプレミアム・チケット扱いになり、その解禁がまさにこの14時半であるとはお釈迦様でも気付くめえ、あっという間にバスケットの岡山選手でも無ければ人の山にかき消されて最早ステージ上の自動車は影も形も無い。
h280.jpg  当然現れる要人も満員電車宜しき混雑を潜り抜けての視察とは、市場低廉を反転させるべく自動車産業の発展可能性を演出するには好都合だが、明らかに一万人限定を騙ったプレビュー・チケットが過剰に頒布されていたのではないかと主宰者に疑念を抱かざるを得まい。
 幸い顔見世の合間に、比較すればまだ余裕のある他ブースも回游したが、年々「環境」嗜好が強まり遊び心が乏しくなる中で、中では手乗りミニロボットが目を引いた。製造過程における自働化技術を転用した自動車会社のロボット分野への進出は人手不足の解消にも資する介護用途が着目されているが、ナビゲーションとの連繋は本業との相乗効果も見込まれ、より異分野感も薄れよう。
 助手席は裳抜けの殼で、車軸の上に据えたロボットに「最近遠乗りしてないね~」などと誘われて出掛けていく姿は、若年層のコミュニケーション離れを象徴している様で幾分不気味ではあるけれど。

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