コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

9月28日(月) 少しだけ宙に浮いて  -ビジネス - ビジネス-

 月曜の朝から名古屋から一時間余の辺境に招聘され始発ののぞみでも這う這うの体で9時に辿り着けるかでは迷惑千万に違いない。しかも職務ならまだしも「研修」とあってはお笑い草だろう。
 そもそも管理職になった翌年に一ヶ月休暇の権限が発生したものの、出向からの帰還直後で見送っている内にリーマン・ショック以降の業績悪化で制度自体が凍結され、忘れた頃にひょっこり現れても今更感甚だしい。
 ただ嘗ては休暇に伴う支度金をPCに充てたりと自由度が高い太っ腹さを見せていた当該企業も時を経るに連れ利口になったか、休暇そのものは復活しても中身は変わり果てた姿と化しているのはわざわざ丸一日を「研修」を名乗る説明会に充てられた事実から明らかだろう。
 即ち友人にもこの生業がいるので声高には否定はし難いが、キャリアコンサルタントなる胡散臭い人物が指南役として登場するのは、人事部の幹部社員が同じ社員に引導を促すのは忍びないとの判断だろうか。自らの来し方を振り返り今後の生き方を模索するというお題は一見建設的だが、要は管理職はひと握りで結構なので会社にしがみ付くべく休暇を文字通り「自己研鑽」に費やしたまえとのお達しで、諦観か勘違いかによってサラリーマン人生に早めに見切りを付ける御仁が現れればそれも好都合という意図も透けて見える。
h195.jpg  この種の常として少人数にて無理矢理、日常では決してあり得ないグループ化を余儀無くされるが、互いに賞賛し合う絵柄は号泣こそなかれ自己研鑽セミナーの手法である。技術者といえどもエネルギーや電池といった自動車会社においては異端の顔触れが集まり、当方の政治は言うに及ばず、相互に職務を披瀝しての四方山話しはそれなりに興味深いものだったが、構成は偶発ではなく専門性という美名のもとに異端としての分を弁えるべしとの寓意に相違なかろう。
 機械の星に至り漸く歯車たる機械人間の運命に直面した鉄郎少年よりは、事前に引導を渡された方が幾分は幸せというものだろうか。

 石破派「水月会」が正式に旗揚げされた。象徴的なのは石破会長をはじめ旧竹下派=平成研究会に関わりのある顔触れが幹部の大宗を占めていることである。
 同時に参院議員がたったひとりというのも衆参比が36対8だった嘗ての羽田・小沢派改革フォーラム21を彷彿とさせるというのは些か飛躍が過ぎるかも知れないが、経世会~平成研の力の源泉が佐藤派以来の参院の結束にあることを伺わせよう。
 だからこそ逆に衆院側が馬糞の川流れに陥る恐れなしとは言い切れないとは申すまいが。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://kayukawa.blog41.fc2.com/tb.php/3278-eeffb3c0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad