コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

9月18日(金) 室町時代  -政治・経済 - 政治・経済・時事問題-

h187.jpg  禁足とは外出禁止令とほぼ同意語だが、今や永田町において国会が空転し、本会議の再開時間が定まらない事態において、国会議員を足止めする用語としてしか用いられないと言っても過言ではない。
 厳密には15分以内に本会議場に辿り着ければ良いので昼や夕刻の政治資金パーティに赴くことは可能だが、手持ち無沙汰で会館に留まるケースも多く、永田町周辺居住業としては帰り道で待たずとも偶然を装おい議員本人に邂逅するには絶好の機会とも言える。
 断続的に続く参院に対し、予想される内閣不信任案採決と万一参院が大混乱し60日ルール発動による三分の二議決に至る事態も想定せざるを得ない衆院側は、22時本会議を一旦召集して即延会手続きとなる。この時間からでは宴会にも行けないと洒落てる場合でも無い。
h188.jpg  間が悪くと言うのも失礼だがこの木曜夜に永田町で行われたパーティに半ば野次馬根性も発揮して訪れてみると、予想通り一歩外に出ればデモの山であった。ただ大本営発表の動員数だけ聞けば革命前夜かと見紛う様な職業左翼セクトの見本市も、そこだけ異空間の如くあった憲政記念館内以上に整然としており、日本国民の規律・自制心の強さが表れるとともに良くも悪くも60年安保から既に55年を経て新旧問わず左翼の成熟化もまた強く伺われた。
 詰まるところ衆院審議に比して参院がスローモーに感じられたのも、元来は参院の独自性に起因する与野党の枠組みを超えた一体感に依るものかも知れないが、結果的にはマスコミ自身の倦厭感とともに国民にも反政府的言質への慣れを生ずる時間的猶予を醸し出したのでは無かろうか。採決時における実力行為だけがクローズアップされた野党側に国対のプロが存在したら、代々木と反代々木を紐帯するのは非現実的としても、もう少し国民運動と手を携えるべくより煽情的的な国会対応が可能だったかも知れない。
 そうならなかったのは心ある野党の側もデモに参加した人々の、今更転向は出来ない諦観にも似た党派性を見抜いていたからであったと信じたい。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://kayukawa.blog41.fc2.com/tb.php/3273-30ec3ac5
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad