コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

9月8日(火) 僕たちの思うようなシャバ  -政治・経済 - 政治・経済・時事問題-

h179.jpg  「木戸銭取って幕を開けずでは」と比喩したのは、総裁選挙に予備選を新設して党員投票制を導入した竹下登全国組織委員長だっただろうか。
 勿論、平安法案審議が佳境を迎える最中に徒らに党内論争を喚起させれば野党を利するし、現実に全国行脚もままならない総裁選挙では結果が明らかでも党政策のアピールの場として有用との論理も成り立つまい。総裁サイドは当然こうした心理が働くことも計算に入れて国会日程を組んだのだろうが、現職総裁の無投票再選は前任者の任期を引き継いだケースを除けば中曽根総裁に次ぐ史上二回目であり、矢張り異例の決着には違いない。
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 だからこそギリギリまで出馬に意欲を燃やし続けた野田聖子氏には判官贔屓も相俟って女を上げたとの評価も生まれようが、対照的に三年前、党員票では圧倒的に首位だった石破茂氏の対応には些か腑に落ちないものがあったろう。
 俗に総裁選後の政治部記者の最大の関心事は次の総裁と揶揄される様に、再選が決まれば取り分け制度上再々選の無い"安倍後'に向けた展開が蠢き出すのは予想の範疇ではあろう。ただだからと言っていきなりその日の昼に新派閥を立ち上げるのでは性急の謗りを免れ得まい。
 次代のリーダー育成たる効用が喪われて久しいと、寧ろ派閥相互を通じた切磋琢磨が再評価されつつある中では、無派閥を標榜した集団がいきなり鎧を纏うとの批難よりは、寧ろ毎週木曜昼に例会を開いて二重国籍者に踏み絵を迫っていた様に派閥として名は体を表すべく言行一致の率直さは賞賛に値しても可笑しくない。問題はタイミングであり、派閥の最たる現世利益が替わらずポスト配分である以上、ナンバー2たるポジショニングの再アピールを超えて過剰に物欲し気に映るきらいがあろう。
 確かに三角大福中の派閥第二世代が確立して以来、中川一郎氏の悲劇的な事例を貴重な例外とすれば、白地に絵を描く派閥の立ち上げは初めてである。その試みに木曜クラブ事務局から中選挙区期の調整により渡辺派政科研に里子に出され、政治改革で離党して笹川グループを経て新生・新進、更に復党して平成研に戻り再び脱派という派閥の栄枯盛衰とともに歩んだ様な石破氏が挑むのもまた、実に政治的な巡り合わせなのだろうか。

 帝都においても市民権を得つつある串揚げに二日連続で赴く。天麩羅もそうだが、再三内容物の説明により会話が中断されるため、話が弾んでいなければ妥当な話題提供として幸便だが、佳境に入っている際には余計なお世話である。
 会食場所としては痛し痒しだし、そもそもかくお上品で無いシチュエーションの方が似合う食物か。

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