コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

8月30日(日) 見る阿呆  -地域情報 - 東京23区-

h166.jpg  嘗て日にちありきで前夜祭含め三日間だった時代には雨天中止も珍しくなかったが、夏休み最後の土日に固定されてからはまさに商店街の書入れ時故か、余程の豪雨で無い限り極力決行される高円寺阿波踊りである。
 ただ地元居住者からすれば悪天は当然集客に響き過度な喧騒から回避されるのは却って好都合であるし、加えて勉学の合間を縫って楽隊として太鼓を抱える友人の勇姿に接するべく祐旭が観戦出陣するとあらば、笠を開き得るスペース確保のためにも場所取りが必要となる。
h167.jpg  メインストリートとなる南口高南通り側は車道脇へのシート貼付は開演一時間前と運用も厳格で、朝から予備抽選の如く手前の歩道に陣取って号砲と同時に車道へと猛進する輩が耐えないが、幸か不幸かお目当ての、嘗て祐旭自身も参画した拘束の緩いすぎの子連は北口のみの回遊である。それを見越して純情商店街に妻の安置したブルーシートは残り一時間を切っても雨に打たれながら立派に命を永らえており、一本東側の道に友人と腰を据えた公資とは別枠で観戦する。
 勿論天候不順もあろうが、高円寺に到着した観衆は一方通行で南口に誘導されるのでそもそも北口までは人の流れが及び難い上に、公資の佇む脇道よりも道幅自体は広いにも拘わらず通路としての人の行き来の少ない純情商店街が、まさに地元民に与えられた観戦の穴場であることを在住通算26年目にして漸く体得し得た。
 焼きそばやらたこ焼やら頬張りつつ祐旭の友人とも無事邂逅し、一時間強で退散する。夏の終わりの見る阿呆。

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