コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

8月23日(日) Now You're Just Like The Rest  -音楽 - J-POP-

h162.jpg  7年前、所謂"フェス"なる催しへの初の御目見えとなった第一回World Happinessに際しては、左翼的で不適切な比喩ではあるが「何でも見てやろう」の精神で開場前から夢の島に駆け付けた記憶がある。
 やがて入場に列を為す煩わしさから年々到来時間は遅れ気味にはなっていたが、程好く食指をそそられる顔触れが散り嵌められたおかげで、時には中抜けして第五福竜丸の残滓を眺めたりしながらも程々に長期滞留していたものである。
 然るに既に昨年からYMOの登壇は跡絶えており、多くの観衆もまたそれを踏まえての行動かメインエベントが近付いてなお過去に無い隙間に溢れた集客であったのは疑い無い。恐らく主催者側も織り込み済で例年ごった返す飲食店舗群が公園部から場内後部に移設され、使い勝手がよくなったのは事実だが、満員御礼になったら混雑で機能し得ない配置だったろう。
h163.jpg  詰まるところ一昨年の細野・坂本公演ではステージ上にあったユザーン氏が私の目の前で関係者席のチケットを求めて入場したのが18時であった様に、metafive以外には惹かれ得ない本年であったろう。
歴代
1(2008)
2(2009)
3(2010)
4(2011)
5(2012)
6(2013)
7(2014)
 かつそれすら冒頭の「SCHOOL OF THOUGHT」こそ期待を持たせたが、以降はパンクとテクノの混成が如く新曲を含め家路を急ぎたくなる始末だった。又もやの「Cue」もゲストは土屋昌美氏のみで昨日まで東京国際フォーラムだった細野晴臣氏の客演も当然無く、その風街リジェンドとの対比は目を覆わんばかりだったというのは言い過ぎだろうか。
 明らかにアルコールの過ぎたユキヒロ氏の酔いどれMCもハレの日たる祝祭感よりは徒労感の象徴の如くに映り、美しく批評するならば8年目にしてWorld Happinessも普通のフェスのポジションに落ち着いたと捉えるべきなのかも知れないが、それがユキヒロ氏の描いたひとつの終着点だったとしても、矢張り教授の活動再開を待ちたくなるのは道理だろう。
 来年も夢の島に夢とハピネスを求めることが出来るのだろうか。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://kayukawa.blog41.fc2.com/tb.php/3263-b422f1ab
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad