コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

7月1日(水) 夕方 Hold on Me  -地域情報 - 関東地方(茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・神奈川)の最寄り駅情報-

h104.jpg  昭和九年間建立時のままの富士重工業太田工場の旧本社屋二階貴賓応接を訪ねるのは都合三度に及ぶが、告示後の喧騒のなか駆け足続きから一転、本日は工場のご視察に預かるとは念願叶ったりと言えよう。
 何しろ東洋最大の航空機メーカーの本丸であり、しかもプレスにボディ溶接、近隣の矢島工場とライン毎にご説明者が代わる代わる現れ御迎え戴けるとは、かの政友会総裁も務めた中島知久平氏が昭和天皇陛下をお招きした折もかくやとは大仰ではあろうが、王公貴族の如きおもてなしに恐縮至極であった。
h105.jpg  十年前の印度行におけるスズキ・マルチ視察もそうだったが、哀しいかな自動車製造には全くの門外漢なので宝の持ち腐れ、何と無くライン上に上方から垂れる物体が少ない様な、技能者の熟練の腕に頼るが如く人の動作が多彩な様な。元来共通項が多いからこそ提携に踏み切り得たのかも皆目不如意だったが、航空機・兵器という軍需を喪ってなお自動車という民需においてしぶとく生き残ってきたわが国製造業の有り様の一端を垣間見たのは貴重な経験だったに違いない。

 西洋では当たり前のサマータイムが導入されないのは一義的には南北に長く日照時間の差が大きいわが国国土の有り様に由来しようが、戦後間も無くの導入における混乱の記憶もまた確実に作用していよう。
h113.jpg  この度、中央省庁において疑似サマータイムとも言うべき「ゆう活」が試験採用されたのは文字通り夕方の有効活用による消費拡大を企図としたものだろうが、そもそも高級官僚の所謂重役出勤スタイルが質問取り等で深夜までの勤務を余儀無くされる代替のみならず、時差出勤による通勤混雑の緩和に目途があったことに鑑みれば幾分先祖帰りの感無きにしもあらずだろう。
 寧ろ複数の勤務時間形態を設けることにより中央省庁もまた民間において一般化したフレックス勤務に適応させ、個人の職務業際の明確化した欧米型組織との親和性を高めることに真の狙いがあるのかも知れない。それが非単純労働における時間管理との訣別、高度プロフェッショナル制導入と連関しているならば慧眼と讃えなければなるまい。

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