コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

6月24日(水) トキノミノル、おまえは走った!  -政治・経済 - 政治・経済・社会問題なんでも-

h99.jpg  ダービー制覇の直後、破傷風から急逝した幻の馬、トキノミノルの名は今もなお語り継がれている。馬主であるかの永田ラッパ氏が大映の師、菊池寛氏に因む「トキノ」を掲げたことからも嘱望振りが伺えるが、デビュー時は幼名のパーフェクトで出走している様に、競走馬はオーナーの異動により容易に改名を余儀無くされる。
 俗に馬と鹿と代名詞の如くあしらわれる身の上において果たして新たな呼称に容易に慣れ得るものかと訝しまれようが、そもそも馬は自らの名を認識する迄の知恵さえ持ち合わせていないから混乱は生じず、従って馬名とは人間社会における管理符号に他ならないことになる。
 勿論、話題のマイナンバー制度にこの比喩を当て嵌めるのは些かイエローペーパー的な視点に過ぎよう。そもそもマイナンバーの発想は総合課税による所得捕捉を企図としながら金丸信氏によって葬り去られたグリーンカード制に端を発するものであるから、端から源泉徴収制度に依り所得が審らかにされているサラリーマンにとっては嘗てクロヨンやトーゴーサンと揶揄された自営業者との課税の不公平感の解消を導くという意味で合理的に受け入れられるべきである。
h98.jpg  ただそこに社会保障の窓口一元化という、善意で捉えれば対象者への更なるメリットを追加したおかげで、制度具現には重ねて中間管理単位たる法人の負荷を求めるパラドックスに陥っている。確かに法人は追加経費を直接に所属する個人に帰する荒業には及ぶまいが、結果として法人の利得を圧迫すれば個人への負荷に帰結しよう。個人情報云々には何等の懸念も抱かないが、徒らに高セキュリティを追求する余り大企業の持ち出しを以て他のセクターの負担軽減策に寄与する事態が生じないようマイナちゃんに切に願いたい。

 知人の長男ご生誕祝いを求めて銀座は三越へと赴き、この時期お生まれなら長袖ですねと諭されて乳児の装束のタイムラグを久々に思い出した。
 同時に今更ながら直面したのは矢張りわが国のビジット・ジャパンの進展であった。大英帝国トラファルガー広場に礎を求めるライオン像は極東の嘗ての同盟国に鳴り響く中韓両国語のアナウンスに何を想うのだろうか。

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