コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

6月6日(土) 頂上は見えたか  -政治・経済 - 政治・経済・時事問題-

h78.jpg  嘗て先進国首脳会議と言えば東西冷戦下における西側諸国最大の外交舞台であり、死の間際までベネチア渡航に拘った大平総理の逸話は有名だろう。83年ウィリアムズバーグにおいては長身の中曽根総理がレーガン大統領と並んで記念撮影の中央に収まり、第三回ロンドンで現地新聞の事前報道で三木前総理の写真が掲載された溜飲を下げたと言われたのも懐かしい。 しかしながらロシアが参加し「主要国」に改名してからは首脳会談としての比重は下がり、取り分け国内においては2000年の沖縄以降、八年に一度の日本開催地のみに注目が集まっていると言っても過言ではない。
 今般も賢島という海沿いの狭隘地に決定したのは意外ではあったが、必ずしも警備面からは相応しいとの判断が無かった沖縄、洞爺湖同様に、敢えて避暑地たる軽井沢を選択せず伊勢神宮の御加護を優先したのは英断に違いない。
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ブセナの小渕総理/洞爺湖ウインザーホテル
 ただ万博や五輪の様に五年以上の猶予がある訳ではないから、地元にしてみれば高速道路をはじめとするインフラ整備の恩恵も限定される中で摂遇の妙を図るのは労苦が多かろう。賢島の名が国内外に轟くことに依る事後の経済効果に期待だろうか。

 道路運送法10条には「一般旅客自動車運送業者は、旅客に対し、収受した運賃又は料金の割戻しをしてはならない」とあるので、タクシーは恣意的に料金を値下げすれば法令に違反するが、儀礼上妥当な範囲の上乗せを旅客の好意により収受することは禁じられていないと解釈される。従って旅客がお釣りを受け取らなければならない法的根拠は存在しない。
 一方で、一般乗合旅客自動車運送事業標準運送約款4条には「運送の引受け及び継続の拒絶」の中に「旅客が泥酔した者(中略)であって、他の旅客の迷惑となるおそれのあるとき」の例示があり、同乗者が存在しなかったとしても潜在的な他の顧客の乗車に不利益を及ぼすと解し得れば、タクシーを降りる法的根拠は存在することになる。
 この解釈、合っているでしょうか。泥酔して前後不覚になるのは他人事ではないので、この辺りで止めておきます。

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