コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

6月5日(金) 春と秋  -政治・経済 - 政治・経済・時事問題-

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 左上より
    平成研、清和会、
    宏池会、有隣会、
志師会
 例年春過ぎに集中する自民党派閥のパーティも今年は四月の統一地方選によりずれ込み漸く本日を以て打ち止めとなった。
 勿論日程にも依ろうが総理の出席の有無、他派閥からの来賓の格とともに、ある程度は売上高と連動するであろう出席者の数をして各派の盛衰振りもまた伺えよう。頓にこのところ自民党政権の高値安定を睨んでか、小選挙区制の定着以降長期低落傾向にあった派閥への新規入会者が俄かに回復に向かうとともに中堅派閥相互の合従連衡も囁かれており、宴席の都合上、押し並べて網羅出来た訳ではないが、色とりどりの中に政局を占うヒントが隠されていたとも言えよう。
 即ち派閥第一世代の松村・三木派以来の系譜を持つ番町の為公会への合流は中間派の継承といった旧来の派閥衰勢の文脈の中でも捉え得るよう。一方で志師会と近未来の合併は中曽根派政科研勢力の再結集であり、山崎・二階両氏の自公保政権依頼の縁に基づくものには違いなかろうが、数の力以上に平成研・宏池会という両伝統派閥に匹敵し得る勢力の誕生をもまた意味しているのではないか。
 中選挙区制とともに固定化した五大派閥の中でなお簒奪の歴史を繰り返してきたのは現平成研のエネルギーの発露であろうし、逆に21世紀に至るまで一貫して代替わりを果たしてきた宏池会とは好対称を為している。ただ離合集散を繰り返す寄合所帯の歴史を持つ清和会の一強時代を迎え、歴史と伝統の保守本流を自認する両派がポスト安倍に向けて如何なる戦略を描くかという過程において、政科研のみならず清和会と経世会の血脈をも受け継ぐ新派閥が勃興すればひとつの大きなアクターたるのは疑い無かろう。
h75.jpg  折しもTBRに続き砂防会館もまた建替えに供される中、派閥も「親分が白と言えば」の世界から近代化が進み、パーティの引出物も概ね名簿のみに簡略化されつつある。にも拘わらず平成研、宏池会が古式ゆかしく御礼の有り様を維持し続けているのが符丁の如く響くのは些か深読みのし過ぎかも知れないのだけれど。

 本日は清和会前会長、町村信孝氏の葬儀であった。昨日、通夜に先立つ国会回送前に訪れた自民党本部前にて柩を見送る。

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