コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

5月18日(月) 街は SHOW by 商売  -育児 - パパ育児日記。-

h52.jpg  キッザニアの如く擬似的な職業体験は幾分大仰に捉えれば、貨幣という本来擬似的な信用創造の模倣の獲得を通じて勤労意欲を惹起せしめる意図を内包していよう。従って北中夜市という商店街のコミューン的な催しにフリーマーケットの名を借りて児童が出店するという試みにも、売買という商行為の実体験が齊す教育効果は存在しよう。
 但しそこに介在する貨幣が実価である以上、輩出される信用を児童のみを以て担保させるのは範を超えており、従って商店街に居を構える人物が恰もハメルンの笛吹き宜しく児童を煽り、たとえ祭り事の一環であっても児童のみをして店舗を運営させようとする試みは些か無責任、という言葉が厳しければ無邪気であり過ぎたろう。
h53.jpg  止むを得ず児童各人の保護者が同伴し、多分に疑念を抱きながら"打ち合わせ"にも介入し、洞窟に誘い込まれぬよう慎重に、結論としては保護者が有事には責任を分担すべく当日も文字通り保護に待機する体制を前提に、出店に至ったのだった。
 ただこうした紆余曲折を経ながらも実際に現場に及ぶと案ずるより産むが易しと言うべきか、打ち合わせ段階から取り纏め役だった公資は自ら出品したプラレールに留まらず、訪れる児童幼児更には物見遊山の外国人顧客との商談を電卓片手に切り盛りする姿は一端のCFO兼務の経営者風情である。
h54.jpg  小規模事業者の特例により消費税も免除という訳でも無かろうが、勉学のため当日のみ中途から参画した兄を売り子に配し、それでも売上高に拘るところは負けず嫌いの資質が功を奏している。
 戴く謝辞をして顧客の満足を自らの充足感として受け入れ、貨幣経済における商行為を経済面のみならず労働価値としてもまた体感するには良い経験になっただろうか。結局、カードは捌けてもプラレールはそれなりに売れ残っていたが。

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