コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

4月26日(日) ディアボロの小冒険  -育児 - パパ育児日記。-

h14.jpg h15.jpg 大道芸と言っても浪曲を唸ったり香具師が口上を述べたりするわが国古来の放浪芸とは異なり、路上パフォーマンスの範疇に近いという意味で竹の子族や一斉風靡の世界に合致している。本年の高円寺大道芸も、例年通り又もやのジャグリング見物を目指すも、詰まるところは公園に拠を据えてのジャグリング体験にすり替わり、ディアボロにひと月振りで再会した公資は左手を固定して右でハンドリングと最早友人達への指導すら買って出て一端の玄人振りである。
 各拠点での実演が概ね時間的に重なっている為、公資友人の推挙に従いもうひとコマは人形を用いた手品、パントマイム乃至は物言わぬ腹話術師の風情である。マジック自体は子供騙しで小学三年生すら満喫には程遠い面持ちだったが、幼少時に刷り込まれた大正テレビ寄席チックと言うべきか、東京コミックショーのレッドスネークカモンを彷彿とさせるキッチュさを外国人が体現して却って伝統芸能らしさを感じさせたのは皮肉だったか。

h16.jpg 不憫だがザ・受験生の祐旭の息抜きと言えばカラオケが関の山だが、サピックスの往復にiPod擬きのウォークマンに「SEKAI NO OWARI」の楽曲を詰め込んでイメージ・トレーニングに励み、僅かにその成果を披露するのはわが家である。
 すっかり声変わりした兄に対し引き続き公資は高音を担う。ピアノ発表会に向け良き気分転換にもなるのだろう、多忙を割いてアドホックに行われる兄の「ルパン三世'78」演奏に耳を奪われたか唄版を熱唱し、勢い余って妻の「雪の華」にまで出張しているが、サビの高音が華原知美氏が化けて出たかと疑われる迄に、恐らくは倍音が少ない分過剰に響き亘るのは、「Lupin, The Third 」で鍛えた副産物でもあろう。
 ただ厳密には「真っ赤な薔薇は」で始まる79年版は一音下げてあるので「今年最初の雪の華を」の方が高いのだが、違和感無くソプラノを奏でていても中島美嘉の原曲に触れたことはなかるまい。嘗てカラオケとは唄番組で耳馴染んだ楽曲を再現するものだったが、今や先人から口伝えで継承される文化に変幻しつつある。
 歌唱力の向上には寄与しようが、万一御手本が誤っていれば不具合もまた反復増殖されるし、CDはじめ固定メディア衰退と期を一にして、歌謡曲もまた一子相伝であったろう放浪芸の様式に再び近似しつつあるとは牽強付会も甚だしきかな。

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