コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

4月4日(土) 知恵と技術  -育児 - パパ育児日記。-

g993.jpg  公資主導のベーゴマと異なり、本来は祐旭が先鞭を付けながら勉学に勤しむ余りその熱情が弟に継承されたのが剣玉である。
 その過程において既に「集中力とバランス感」が養われたのかは判らないが、大皿と中皿を「もしもしかめよ」のフレーズに則りながら交互に繰り返す、所謂「もしかめ」の上達振りが著しく、遂に今般はけん玉協会認定の「東京けん玉教室」に参戦である。
 池袋の地下ダンススタジオに向かえば開場前からセミプロかと思しきけんだみすと達が路上にて鍛練に余念が無い。いざ始まると段位を目指す常連組と新顔に別れて初心者は9種類の基礎編からスタートするが、程無く上級者同様に技量に応じけん玉を用いた多用な遊戯に戯れるのは、協会の本来の趣旨たるけん玉文化の普及の観点にも合致していよう。
g994.jpg  試験に進むと基本の「もしかめ」は50がひとつのメルクマールで、公資は二度目で70有余回に至り先ずは一級までの足切りをクリアする。ところがろうそくまではお手の物だったが、垂らした玉を剣で受ける「とめけん」に苦しみ結果は七級に留まった。そもそも本人も自認する様に球を左右回してのそれは体得しているが、協会認定では静止状態から始めなければならず、即ちナックルボールの如くに球を上下に回転させずに操る為にはもうひと捻り熟達を擁するのだろう。
 友人が既に取得している準初段に「世界一周」も何度か成功していながら「とめけん」だけで遥か及ばなかったのは負けず嫌いの公資には不服極まりなかったろうが、随行しただけの父も余禄で九級に預かりスタジオを後にした。

g995.jpg 帰還すると勉学の一段落した祐旭が撮影に余念が無い。3DSのコマ撮り機能を駆使しての要は高尚なパラパラ漫画だが、弟をモデル兼アシスタントに見立てて早変わりを演じさせたり、死蔵していた大量のウルトラ/怪獣ソフビを持ち出して壮大なドラマ仕立てにまで夢中である。
 父の時代は映像には技術が及ばずバンドと呼ぶには烏滸がましい音楽集団として"口演奏"での録音に励んでいたが、語学練習用にモノラルの片チャンネルを上書き出来るLL機能により2トラック仕様で重ね録りも試していたのが、高じて中学時代には分不相応なTEACの4チャンネル・レコーダーを手に入れて素人楽団のレコーディングに明け暮れていた。
 現代の児童にとっては一足飛びに映像から簡易編集機能を操り得るから、やがて本格的にPCに触れれば宅録を凌駕してプロモーション・ビデオを編み出す位は朝飯前だろうし、それを発表するメディアにも事欠かない。敢えて録音ヘッドに触れるテープ位置をずらしたり切り貼りしたりアナログ的な技術の発掘というハプニングには欠けても、アイディアさえあれば誰でも気軽に具現出来る一億三千万総アーティストの時代と肯定的に受け止めたい。

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