コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

3月21日(土) はね駒  -育児 - パパ育児日記。-

g978.jpg  親と子が一緒に楽しむワークショップとは大仰な題目だが、多様な商店街による下町風味と革新・杉並の香りを共有する高円寺らしい「おやこのテラコヤ」イベントの「ベーゴマ教えて」に参画する。
 先月、友人とともに闖入した公資がベーゴマの魅惑に取り付かれ、改めて主宰者の思惑通りに父子で現れたのは父にもまた若き日の記憶が去来したからに他ならない。
 往事、高円寺と阿佐ヶ谷を結ぶ学区内の生活道路の五方向への結接点となる角地に俗称「五叉路」と勝手に名付けた駄菓子屋があり、度々通っては銀玉鉄砲の球とともに、まだ現役だったフラミンゴの本塁打王はじめ往年の野球選手の名を刻印されたベーゴマを買い求めた。
g977.jpg  残念ながらそれらは引越の際に敢えなく失われて仕舞ったが、三十数余年を経て拾う神あれ、オリジナル・ベーゴマ製作の鋳造企業を発見し祐旭・公資名義を作成して挑んだのである。
g979.jpg  ボランティアの高齢者が現れ指導に余念が無いが、鍛練に余念の無い公資は知人と合流して早速精力的な対戦を重ねている。されば父も昔取った杵柄とばかりに参戦してみたが、緩めの女巻きで怖々置きにいくばかりではゴルフ同様迫力に欠ける。一方で会場側のセブンイレブン経営者氏の水平チョップ宜しくスナップを効かした回しっ振りが際立っていたが、恐らくこちらも嘗ては駄菓子屋であったのだろう、あろうことか当該コンビニにてベーゴマを販売しており、かの「王」をはじめ長嶋、金田、柴田、国松、宮田ら巨人勢に加え稲尾に尾崎、果ては名誉回復前だったろう池永に至るまで、強く回せば潜航して他者を撥ね飛ばし得るペチャ駒に再会したとあらば、失われた過去を取り戻すが如くに感涙に咽びながら大人買いに走るしかあるまい。
 程無くして次たる演目に移行すると良くも悪くも如何にも純朴そうな東大ジャグリング部の面々が登場し、公資も初めて回転させた中国駒を紐を左右に張って跳躍させ、再び紐上に受け止めるディアボロなる競技に挑むと、凡ゆる駒と相性が良い訳でもなかるまいが、マイベーゴマに対峙するが如くにマイ中国駒を持参した御仁に負けず劣らず連続技を繰り出して、サーカスに売られた幼子を慈しむが如くに衆目の歓心を買っていた。
 ただ程無くして一同ベーゴマに回帰したから矢張りわが国伝統遊戯の児童訴求率の高さを物語っていようか。

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