コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

2月16日(月) 先例の意義  -政治・経済 - 政治・経済・時事問題-

 騒音対策に伴う埼玉県の小学校へのクーラー設置を巡る住民投票は賛成が過半数を超えながら結果の尊重義務を伴う有権者の三分の一には至らないという絶妙な結末に終わった。
 設置対象校の児童の非快適性と総額4000万円という予算規模を勘案する材料は持ち合わせないから結論の是非は問えない。しかしながらそもそも行政措置としての予算執行は知事の権限であり徒らにその判断を住民投票に委ねる行為は責任の転嫁たる謗りも否めまいし、幾ら二元代表による純然たる三権分立の地方自治とはいえ条例設置という立法機関の権能を行使こそすれ、単一イシューを個々有権者にお伺いを立てているようでは、当該クーラー設置により恩恵を被る層と租税公課の見返りに預からない両アクター間の利害調整機能の放棄であり、極論すれば間接民主制の否定に結び付きかねない。
 幸いにして行政に最良の余地を残す結果を受け、執行機関には自らの意思による結論を是非お願いしたい。

g958.jpg  一般論として政治資金規制法8条の2に該当する政治資金パーティは、憲政記念会館の様な希少な例外を除けば飲料は入場時から飲み放題であっても来賓に続く本人挨拶を終え乾杯に至って食物が解禁されるのが儀礼となっており、これは党派を問わない。
 にも拘わらず本日は須く開会前から舌鼓を打っているのは、幾ら金弐萬圓也の元を採ろうと鵜の目鷹の目の来訪者とはいえ少なくとも有り体では現物に御目に掛かれない筈だから、端から主催者側が下手すれば小一時間立ちんぼで腹を空かす羽目に陥る支援者への配慮を優先したか、或いは慣行に馴れていない人々の剣幕にホテル側が畏れを為して配膳の蓋を開放して仕舞ったのかも知れない。
 確かに北海道出身の著名歌手氏がひと節奏でてみたり、その盟友たる他党党首が当然の様に登壇していたりと、最大野党における反主流派の立ち位置の難解さを裏付ける光景も繰り広げられていたが、観衆を演説を拝聴せざるを得ない環境に追い込んで当該登壇者への親近感を惹起せしめる励ます会のもうひとつの効用自体に、上の空でバクバク喰い漁られては支障を来たしたのではなかろうか。
 少なくとも食物消費の増大には寄与していようから本来の意義たる金銭利得もまた縮小を余儀無くされたろうが。

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