コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

2月3日(火) 入んな入んな門から  -政治・経済 - 政治・経済・時事問題-

g944.jpg  謀った訳ではないが宴席の無いこの日は、無事わが家で豆を撒く。小僧寿司の類の策略だろうか、今やコンビニ業界においては恵方巻きに席巻された感否めないが、古式ゆかしく方角を占うことも無く「福は内」は掃除の手間を考慮してミニマムに務める。
 園児時代、自らは豆を撒く者であって鬼ではないので鬼の面は被らないと主張し、遂にその答弁は否定し得ないと教諭を説き伏せた公資も、今や率先して鬼を兼務し恰も変装を解く故天知茂氏扮する明智小五郎の如くに面を剥ぎ取っては、兄ともども「鬼は外」に専心する。
 それでも一段落すると居間の床からひょっこり到来したりもするのは、文字通り残り豆に福と相成りますか。

 自民党財政再建特命委が始動というベタ記事には少なからず感慨を覚えた。謂わば嘗ての財政改革研究会の衣更えであり、社会保障目的税であっても結果として財政再建に資するという意味で消費増税と表裏一体の試みは違いないが、成長戦略としてのアベノミクスの視点からはプライマリー・バランスという言葉が再び命題として採り上げられ得るまでに景気回復したという、逆説的な実感が襲ってくる。
 小泉政権の中川秀直政調会長の肝煎りで誕生した財革研は甘利代理、伊藤達也補佐の所謂「上げ潮」組が主導権を握る党政調サイドと政府側竹中平蔵氏のタッグマッチにより、経済成長の果実としての税収増と歳出削減を以て財政再建の大宗を賄うとのシナリオを描いていた。
 やがて第一次安倍政権とともに上げ潮組が失脚すると、経済財政相として中川政調会長と連繋しつつ対峙しつつだった与謝野馨氏が財革研を引き継ぎ、柳澤伯夫氏と二人三脚で一転して消費増税主導の超現実路線に転換させる相克が描かれた。
 その与謝野氏の責任感、悪く言えば焦りが民主党政権への入閣となって現れ、事実8%への消費増税を実現させる原動力たり得たのであろうが、単純化すればその中川上げ潮対与謝野財政再建の対峙の延長線上に昨年来の官邸対党税調の構図があり、消費増税延期を命題とする総選挙の勝利を経てなお税調別動隊たる新財革研の胎動は、多様な方向性を有する包括政党の懐の深さを体現するものと受け取めるべきなのか。
 果たして政調会長は何方を向くだろうか。

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