コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

2月1日(日) 弟は辛いよ  -育児 - パパ育児日記。-

g943.jpg  盆暮れの名古屋遠征も昨今はサピックスの合間をぬっての強行軍を余儀無くされているが、一方では宿泊地巡りが新たな旅行気分を醸し出しつつある。
 夏はビジネスホテルの余りの狭隘さに心意気まで貧相になりそうだったので、昨年夏に職責としてプールに赴いた、禄を食む企業の健康保険組合施設に転向した。健保といっても一般開放された立派なホテル兼リゾートに近く、飽く迄民間ベースなのでヒルトンに化けた旧スパウザ小田原の如く世論にその是非を問われる謂れは無い。
 ただ地理感覚に疎いため、社員割引の恩恵に浴しても公共交通機関乏しくタクシー移動では経済合理性を満たすには至らなかったろう。
 夜半、サウナにて見知らぬおじさんに兄弟はよいねと話し掛けられた公資が「いやあ、弟も仲々大変なんっすよ」と恰もサラリーマンの井戸端会議の如く応対していたのには笑ったが。

g942.jpg  わざわざ豊田市近隣に草鞋を脱いだのは翌朝の日程が同地と名古屋市のほぼ中間に位置する新興住宅街に唐突に現れる都市型農地における蜜柑刈り体験擬きに始まることを見越したが故でもある。
 農業法人の生産性向上なる文字通り畑違いの企画に傍目から携わった乏しい経験則に鑑みても、地域密着の都道府県中央会が産業としての農業高度化に資するべく、意欲ある非米農家の取り組みを積極的にサポートしている事例は現にあり、押し並べて農協の存在意義を否定する謂れは無い。
 ただ労働組合が須くプロ市民ではなくとも幹部に労働貴族なる揶揄があるのと同様に、組織が自立化する過程で全中に農業貴族たる側面が生じたのが事実だとすれば、去る知事選における「佐賀の乱」が本当にTPPや農協改革に敗因を求め得るかは定かでなくとも、少なくとも嘗ては構造改善局の農業土木とともに農林官僚を参院全国区に送り込み、衰えたりと謂えども二年前には身内の専務理事に33万を集票した支持母体との長年の友好関係にひび割れを生じさせてなお、国家としての利得を追求する試みには違いない。
 奇しくもこの日、低投票率のなか再選された愛知県知事選も農水省出身、先頃96歳にて大往生された「厳粛たる事実」の園田天光光氏は労農党ご出身であった。
 民主党政権時の個別所得保証といった逆コースからの再転換を含め、こうした政治との深い縁が薄れてこそ農業は六次産業として再びわが国の成長に寄与し得るのかも知れない、と蜜柑を頬張りながら夢想してみた。

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