コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

12月28日(日) 九階裏の攻防  -政治・経済 - 政治・経済・時事問題-

g910.jpg 年末の予算編成と言えば、嘗ては大蔵原案から政府原案に至るひとつの様式美の世界が営まれていたものである。
 その間に天長節という祭日が誕生したが故もあろうが、今や合理化により大臣折衝に向かう閣僚を拍手で送り出す様な演出にもお目に掛かれず、永田町の年の瀬は喧騒が薄れつつある。
 だからこそ年末選挙にも拘わらず暫定予算を回避すべく離れ業も浮上したのだろうが、逆算すればその前段となる来年度税制大綱は年内に完パケしていなければならない。
 けだし先週末こそ高度成長期の猛烈企業戦士の如くひと月振りの連休に感慨を新たにしていたが、曜日の感覚の無い世界に逆戻り、日中は御役後免の昨日も夜半某政府高官とカイピリーニャの杯を重ね、幾許かの宿酔いとともに明けては永田町へと日参する年納めモードに程遠い日々である。
g911.jpg 元より水先案内人が肩肘を張っても航海の波高きを打開し得る道理も無かろうが、行き付けになるには短期集中で飲み屋に通うべしの原理に倣うまでも無く、年末を謳歌する世間を余所に関係各位と連日顔を合わせていると、同病相憐れむではないが恰も同じターゲットを目途にひと仕事企む仲間意識擬きが醸成されたとひとりほくそ笑むのは、些か美しく自己満悦し過ぎかも知れないが。

 「政党」を規程する立法が政党助成法の他に無く、国政選挙における2%の得票乃至は五議席を以て交付金の対象とする制度が存在する以上、年末年始に雨後の筍の如くに新党の設立、既存政党の再編が行われるのはやむを得ない。従って政党要件を失い法制上「諸派」扱いとなった政党がその回復を企図として無所属議員に触手を伸ばすのも、組織としては当然の摂理であろう。
 ただ当該五議席目がかの山本太郎氏とは余りにも想定の域を超えてはいまいか。次回参院選においては非改選の山本氏を前面に立て、当人が立候補しない選挙における「山本太郎」票を無効でなく政党票とする為の個人名の党名への混入という選挙戦術だったとしても、「生活の党となかまたち」ならまだしも「生活の党と山本太郎となかまたち」の「なかまたち」とは院外の特定勢力を示すのではないかという不気味な邪推を齋しかねない。
 こちらの仲間意識は憶測では済まされないのではないか。

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