コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

12月4日(木) 挨拶とスカートと新幹線  -地域情報 - 地域情報-

g895.jpg  烈車戦隊トッキュウジャーが明らけく仮面ライダー電王の二番煎じであることは、児童・幼児世代における鉄道の高い訴求力を物語っていよう。ただわが家においては七年前にリアルタイムで電王を迎えた祐旭こそ御多分に漏れず都内の主だった公私を問わず鉄道系博物館はじめプラレールとひと亘り鉄道族の洗礼を受けたが、兄世代から感化の大きい公資は兄の電鉄卒業に伴いその世界に触れる機会自体が少なかったと言ってよい。
 おかげで父も改めて「鉄ちゃん」と化す契機には預かれなかったが、都市変遷評論家としてなお一定の関心は抱き続けている。
 宮城から山形へ、雪景色のなかスキーも滑らず温泉にも入らず蔵王へと駆け抜けるにあたっては公共交通網に乏しい地域における高速道路の有り難みを感じざるを得ないが、更に鶴岡へともうひと山越えて初めて、米沢・庄内両藩はじめ分散複合体たる山形県を体感する。
g896.jpg  漸くひと息付いて降り頻る雨に打たれながら隣接する藤沢秀平記念館はパスしても行き掛けの駄賃とばかりに庄内神社に必勝祈願と洒落込んだ。ここから単純に短絡ルートを探索すれば庄内空港経由となるが生憎羽田へは夕方しか飛ばないし、最寄りの幹線駅・新庄からは列車も限られるとくれば山形まで引き返せばお誂え向きに山形新幹線に御目見えする大義名分には欠けるまい。
 フル規格、ミニ新幹線、スーパー特急の整備新幹線三種別も既に鹿児島が開通し北陸、長崎の大半部もフルに格上げされた今となっては過去の遺物に近いが、時代の狭間の俗称であったとしてもミニという現実的な選択に踏み切らなければ山形新幹線は平成四年は疎か今に至るまで陽の目を見なかったに違いない。実際には福島で連結されてからは揺れが激しく、在来線改軌の130キロ走行用車両の限界も甘受したが、標準軌・狭軌のフリーゲージ列車の技術発展とも相俟って羽越や敦賀から米原方面への延長にあたっては再びミニ新幹線が脚光を浴びる日も想定し得るのではないか。何れにしろ子供達の歓心はもう求められないだろうが。

g897.jpg  細川政権成立の93年選挙における椿発言は言うに及ばず、民主党大勝の09年選挙においてもまた政権交代を煽るが如き報道に溢れていたのに比べれば、その反省乃至は据えられた御灸効果か、党利党略的な選挙戦術といった特定の方向性の滲み出る記事はここまで少なかったと言ってよい。
 ただ生理的に反権たるマスコミの性は抑え切れなかったのか、よしんば一週間後ならば勝ち馬に乗るバンドワゴン効果も働こうものの公示間もないこのタイミングでの大勝報道は、陣営の弛みと無党派の反発による逆バネを招く効用は容易に想定出来よう。

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