コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

11月28日(金) 蜻蛉帰り  -地域情報 - 福岡-

g892.jpg  二時間睡眠でまだ夜も開けやらぬ内にわが家を出立して朝一番のフライトで福岡へ飛ぶ。余りにも定番なため旅の新奇性には乏しいが、今般は車を飛ばして大牟田まで往復したのが特筆すべき点だろうか。
 残念ながら三池炭鉱の産業遺産に詣でて争議の爪痕を肌に感じることは到底能わなかったが、移動の間を僅かでも睡眠に充て体力の回復を図り得たのは長き一日においては貴重な行程だったろう。
 結局、現地での宴席はパスして日帰り強行軍となったが、20時には帰社して原隊復帰とは猛烈ビジネスマンの如くに慌ただしい。
 そこから漸く配布の準備も調いつつある資料を片手に全国にお仕着せがましく電話連絡を始めるが「まだ21時じゃないか。何で電話に出ないんだ」とダイヤルを回し続けている様では既に些か感覚が麻痺していよう。愈々神経と体力勝負。

 福岡への往路、何処かで見た顔が隣の席に座す。その人の名は名球会入会資格に約百安打足りず涙を飲んだ松永浩美元内野手ではないか。故郷への帰路と考えれば不思議ではないし、丁度手元には最新の週刊ベースボールが鎮座していたが、わざわざサインを求める程のネームバリューは感じられない。
 折しも氏が晩年を過ごした現ソフトバンク・ホークスに松坂大輔投手の九年振りの本邦復帰が決まったが、松永さんも米国に挑戦されましたね等と野球フリーク振りをひけらかしても仕方あるまい。
 帰路は機材の相違も作用してエコノミーの座敷牢の如く窮屈さに辟易しつつ、幸い役員随行のためクラスJの優雅な航路だった朝方を、それでも猶予の稀少だった松永元選手の体格とともに思い起こすのだった。

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