コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

11月16日(土) 日本の歴史がまた一頁  -学校・教育 - 子育て・教育-

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平安神宮(H26/5)
 SAPIXでは五年生の約半年で通史を網羅する歴史も、ついこないだネアンデルタール人が大陸を闊歩していると思ったら既に戦国時代、あっという間に大河ドラマを追い抜きそうである。
 元来苦手な国語や共通一次の地学以外は中途で捨てた理科は今更子供に教えることすら能わないし、旅人算やら時計算やらXとYをわざわざ用いない小学校高学年に特有の必要以上に難解な算数も既に手に余る。ただ残る社会、就く歴史だけは基礎知識が脳裏に焼き付いている分だけ、回答に児童にも興味を惹きそうな豆知識、エピソードを付加して保護者らしく対応し得るのである。
 それでもいい国を作る筈だった鎌倉幕府が1185年に繰り上がり、戦前には朝廷に反旗を翻したとして日本三悪人のひとりに数えられた足利尊氏の強面を象徴する長髪髭面の肖像画が単なるモデル不詳の「騎馬武者像」に格下げとなったりと、新事実の発覚により歴史そのものが修正された事例が余りに多いことには驚嘆を禁じ得ない。
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五稜郭(H25/7)
 取り分け仁徳天皇陵が副称に改められ、地名から新たに大仙古墳と命名されたのには、確かに父が習得した時代において既に宮内庁の天皇陛下陵認定と実際の埋葬者が異なるであろう事実は問わず語られてはいたものの、教科書において公的に追認するとは歴史教育も良くも悪くも科学的実証主義に毒されたと言うべきだろうか。
 果たまた全く聞き覚えの無いキャラクタすら登場しており、シャクシャインなる人物は多様性の観点からアイヌの歴史をプレイアップする為の代名詞に他ならなかろう。しかも小学生向けに漫画交じりで誂えられた日本史人物辞典にも一項が設けられているのだから歴史は変わるものである。
 肝腎の祐旭よりも二年の公資が読み耽り、シャクシャインは泥酔させられ殺された、安徳天皇陛下は舟とともに沈んだと耳年増宜しく矢鱈と末期にだけ詳しくなっていたのには微笑みを禁じ得なかったが。

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