コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

11月10日(月) 一頭地を抜く  -政治・経済 - 環境・資源・エネルギー-

g873.jpg  振り返れば水素にまみれる日々の序曲は自動車産業の中核地方都市に現れた、些か唐突感溢れる環境展示施設への旅だったのではないか。
 ひと年を経てパビリオンには特段の更新の影も見られず、既に市販車の登壇目前に迫る現下においては些か旧聞の謗りを免れ得まいやも知れぬが、自律的に電気の効率的利用を図る家屋や小型電気自動車の共同利用、果ては地産地消の象徴たる作物栽培のギミックと現にそれを活用したレストランに至るまで、見本市宜しく集積した恒常設備として、半ば物見遊山にも興する距離感とそれなりに知的好奇心を刺激する盛り沢山さが同居する、手頃な視察先たる地位は未だ揺らいでいないとみえる。
 そもそも提出法案が希薄でヘッド・スケジュールだった今国会において、スキャンダラスな醜聞に由来して幾ばくかは審議が滞ったとしても、概ね大禍無く良識の府への回送に及んだ衆院側にとっては絶好の視察日和に他ならない。
 元より三日連続の「環境」の冠を戴く行政、立法の二権入り乱れての来訪を須く馬鹿正直に説遇していてはキリも無いが、長年卵やらたこ串やら餅入り巾着やら同じ釜ならぬ鍋をつついた御仁が一行を率いて訪れるとあらば馳せ参じるにしくはなかろう。
g874.jpg  勿論、政治担当とは謂えども末端事務役では先方にインパクトも齋し得ないが、幸い主役が気を回して再三こちらに話し掛けて呉れたおかげで、この若僧は何者ぞと訝しんでいた政府高官氏らもわざわざ先方から挨拶に及んで戴いたのだから、総大勝を抑えるのが鍵との教訓は戦にあらずとも流用し得るのだろう。

 折角愛知まで遠征したからには夕刻の某パーティにも顔出しを期して、余剰時間は「子供とお出掛け」スポットに掲げられながら地元民でも到底訪れそうにない、しかしながら道路族被れの戯れとばかりに都市高速の「ネックスプラザ」なる広報施設に費やすべく足を運んだが、この種空間の常として月曜休業を忘却していたのは痛恨だった。
 ただ幸い公社本社の玄関を兼ねている為かショールームは開放されており、無人無言ではあっても展示の様相は伺えた。爪先を浸した永田町からの道路稼業への、そろそろの幕引きに相応しい終楽章だったか。

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