コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

10月27日(月) 誕生日にはボールを添えて  -育児 - パパ育児日記。-

g864.jpg  平等や公平という言葉は左向きの香りがして好むところではないが、三年次しか離れていない男児が席を同じゅうしていれば同一労働同一賃金ならぬ、同一家庭同一待遇を希求するのもやむを得まい。
 だからと言うべきか、わが家においては祐旭・公資の各々の誕生日に、該当しない側にも祝いの品を贈呈するのが慣例となっている。
 従前は双方の要望を踏まえながら著しい較差を生ぜしめずかつ主賓が引き立つべく、同時に可能な限り二人してともに活用出来る逸品をと斟酌していたが、このところは妖怪ウォッチのゲームやカードと労せずして横並びが成立し、頭を悩ませる事態も少ない。
 加えて腹回りの脂肪分を父と競うに至りつつある公資には、今般は貰い物の引換券から強制的にバランスボールが供与された。元より豊満な体質を父から受け継いだ上に祐旭もまた小学二年の時分にはぽっちゃり体型だったから必ずしも本人の帰責ばかりとも言い難いが、母が多忙を割いて蹴球に駆り出してなおわが国経済もかくあらんとアベノミクスの恩恵に未だ預かれぬ非都市部の怨嗟の声に見舞われかねない程に体重計の針は着実な成長軌道を示しているとあらば、屋内においてもまた地道な尽力は欠かせなかろう。

g863.jpg  超芸術トマソンとは昭和56年に来日し20本塁打で読売巨人軍の日本一に貢献しながら、翌年は僅か14安打、単価100万円以上という不経済振りを見せ付けたゲーリー・トマソン選手に因み、嘗ては実用に供されていたが、その用途が消滅したにも拘わらず恐らくは撤去コストが当該空間を再利用するメリットに見合わないのだろう、そのまま放置され恰もオブジェの如くに君臨する物品の総称で、建屋本体が失われそこに通じていた階段だけが残置されたケース等が典型的である。
 祖父の巨大な旧家は増改築を繰り返した為に、扉だけ健在ながら開くとコンクリートで封じられていたり、階段を降りると物置小屋にしか見えないが、奥には嘗ての生活空間だった日本間が覗いていたり、果ては電話交換スペースやら女中部屋やら華やかりし時分の縁を色濃く残す空間に溢れ、取り毀しの際に全貌を探索してまさにトマソンの宝庫たる感慨に溢れた記憶がある。
 赤瀬川源平氏の御冥福を御祈りしたい。

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