コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

9月12日(土) テニスコートの誓い  -テレビ・ラジオ - テレビドラマ-

g834.jpg  帰ればはや金曜の夜だが、現地でのトピックスを振り返ると先ずは錦織選手であろう。
 丁度デトロイトのヘンリーホテルに荷物を紐解いた折に全米オープン準決勝の放映が重なり、日本人初の決勝進出を本国ライブで視聴したという高揚感から旅が始まったが故余計に邦人の偉業を身近に感じられたのだろう。
 アナーバーでの夕食はわざわざTVのあるバー擬きを充て決勝観戦と洒落込んだが、私が到着した折りには既に敗色濃厚で隣りの画面、直前に生で冒頭拝察したタイガース戦に見入って仕舞った。なまじ期待感が高まったが為に一抹の寂寥こそ残ったものの快挙であることには何等の相違無い。

g835.jpg  もうひとつの話題は意外にも「同窓生」だったが、渡米中に最終回を迎えるからでもドラマ談義に花が咲いたからでも無く、実は主役の近親者が存在したからに他ならない。 そもそも「同級生」や「東京ラブストーリー」をスピリッツ連載時から読んでいた世代として時々の登場人物とともに時代を歩んできたという想いがあり、今や自らが逆に年齢的には追い越した形だが、最新作もまた期待を以て眺めていた。 ただ結論から言えばバブル崩壊後の世相に照らしても原作以上にトレンディドラマの再来の如く生活感の無い40歳の物語は、漫画では場面に応じて若作りさせることは可能であってもこれを役者で再現させるとなると所々痛々しさは否めない。 しかも解り易さを優先したのだろう、当事者同士の接点が過剰でより人間関係がストレートになっている割りに、連続ドラマの性として毎週起伏を齋さざるを得ず、にも拘わらず一向に話が進まない。 原作も副題にある「三度目」の出会いはとって付けた様だったが、不倫を全面的に肯定も出来ないのか家庭内暴力の旦那までも最後は善人にして仕舞ったが為に、二度目の別れの必然性までも希薄になっている。 勿論、主人公のひとり薫子のキャラクターが原作と微妙に異相にあったりと配役に起因する問題もあったのかもしれないが、これでは不惑を超えて恋愛にうつつを抜かさない様にとの逆の教訓すら導き出されかねない。財界活動に邁進する島会長同様に柴門氏もまた時代と寝ることが叶わなくなったと受け止めざるを得ないという帰結だろうか。

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