コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

9月9日(火) 赤い靴下  -海外情報 - アメリカ縦断/横断の旅-

g815.jpg  民主党政権下においては多数議員連盟が改編を余儀無くされたが、御多分に漏れずITSのそれも超党派と化し、世界会議もまた呉越同舟が定番となっている。昨日までは主に与党担当だったが、後半戦は一転して野党、平河からら隼町、業界用語で言えば嘗ての虎ノ門に宗旨替えである。
 デルタのハブたるデトロイト・メトロポリタン空港(右写真は館内移動鉄道)を後に目指すはレキシントン空港。クイーンは居ないがITSの旅から自動車そのものにこちらも転向である。
g814.jpg  石灰岩を土壌とする牧草が生育に適していたが為に、ケンタッキーは馬の街だったが、日本メーカーの進出以来、今やクルマ頼みの産業都市に化け工場は観光資源の役割も果たしていようとはTPP交渉に一石投げ掛けたい想いだろう。ただ逆に言えば日米経済摩擦華やかなりし折からの古参工場の為、今となっては本邦最大メーカーの最旧の部類にあると解説されても現場に疎い素人には手袋の自販機が目立ったのと、皆一様に大柄で部品が小さく見えるという在り来たりの感想しか齋さない。
g816.jpg  加えて説明者が巻き舌で立て板に水の如くの英語で、恐らくは日本的生産性を強調したいのだろう、矢鱈と「ティームメンバー」の語のみ耳に焼き付いたが、構内を馬が闊歩している訳でも無く、ロボットが少ないと言われればそんな気もしようが、丁度新型車への切り替え当日という滅多に御目に掛かれない光景にも拘わらずちんぷんかんぷんだった。

g817.jpg  フライドチキンにあり付く暇も無く更に南下したものの、製造・開発事務のヘッドクォーターを訪ねたところで、非都市部における米国自動車市場の態様や再編過程に入った同社米拠点の実情を伺う意義こそ否定しないものの、「現場」が無ければ絵にならず些か蛇足ではないかと訝りつつ、河を渡ればシンシナティである。
 ところが先刻の顔触れが再び集う夕食に嘗ての同僚先達との再会から思わぬ花が咲くのだから世の中解らない。昨日占めた味が忘れられずでも無かるまいが、大恐慌時代からの由緒正しきここヒルトンホテルから観戦ツアーらしき一団が旅立った姿を捉まえて旧知の気安さ、会食も掃け球場に赴く旨告げれば有り難くも送迎戴けるとの御宣拓である。
g818.jpg g819.jpg さてチケットはともぎりの叔父さんに尋ねれば、既に五回を回っていたからかこれで入れとポケットから授けられたのは紛うこと無き入場券、一抹の期待こそあれまさか読み通りロハでの参戦が叶うとは僥幸も極まれりに違いない。更に更に先達氏からは同輩が関係者との野球接待の真っ最中との情報が齋され、そのまま二階の小部屋に乱入する。まさかシンシナティにおいて東京ドーム同様のスイート倶楽部に、しかも都合よくドームの如くチケットの確認も無く入った者勝ちで、二日連続の大リーグ観戦が叶おうとは全くの無計画だった先刻から、まさに藁しべ長者を地で行く展開ではないか。
 こちらも2003年と新しいグレート・アメリカン球場は矢張り川縁で左右非対称が美しい。何よりも丁度野球フリークになり始めた時分に来日したローズ、フォスター、ベンチらのあのビッグレッドマシンの末裔を眼前にしている感慨はひと潮であった。
 移動ばかりでヘッドスケジュールだった一日の最後に預かった巡り合わせと先達のおもてなしに感謝したい。

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